
育徳館が終盤に古賀竟成館の好投手・山内を攻略、投げては先発・島が古賀竟成館打線を散発4安打に抑えて逃げ切った。

1点を追う育徳館は5回、右前打で出た隅田を後藤が送り一死二塁。島は三振に倒れたが、高瀬がライト右を破る三塁打を放って同点に追いついた。
7回は先頭の中島が右越え本塁打を放って勝ち越し。続く8回は高瀬がセンター右を破る三塁打で出ると、山下三振のあと、谷口が右翼線三塁打を放ち1点を追加。さらに藤田も右前打で続き、この回2点を加えて古賀竟成館を突き放した。
古賀竟成館は1~3回にいずれも二塁まで走者を進めるなど、序盤は押し気味に試合を進めた。5回は一死後、永田が遊ゴロ失で出塁。石井が送って二死二塁とし、天口が三遊間を破って永田が先制のホームを踏んだ。
しかし6回以降は四球の走者を二人出しただけ。尻上がりに調子を上げる島の前に、反撃のきっかけをつくることができなかった。
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第11回福岡中央地区高校野球大会 準決勝 (2024年5月3日・金/桃園球場) |
チ 一二三四五六七八九 計HE 竟成館 000010000 140 育徳館 00001012x 481 竟成館 年 打安点 育徳館 年 打安点 (中)天 口③ 311 (右)高 田③ 200 (左)川 口➁ 410 打右 山下➁ 200 (遊)橋 本➂ 200 (二)谷 口③ 311 (一)原 﨑③ 400 (中)藤 田③ 311 (投)山 内③ 400 (三)田 原③ 410 (捕)松 浦③ 400 (左)中 島③ 411 (右)岡 田➁ 310 左 小 森➁ 000 (打 薦 田③ 100 (捕)隅 田➁ 310 (三)永 田③ 300 (一)後 藤③ 200 (二)石 井③ 110 (投) 島 ➁ 310 ーーーーーーーーーー (遊)高 瀬➁ 221 球犠振盗残 球犠振盗残 23806 13704 —————————————- 投 手 回 安球振責 投 手 回 安球振責 山内 8 8174 島 9 4280 ———————————————— ▼試合時間/9:47~11:24 公式記録ではありません ※打者名の下線は左打ち/選手名は場内放送のみによる確認のため、 誤りがありましたらご指摘下さい |
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育徳館の先発は2年生エースの島。長身から投げ下ろす直球に、大きなカーブを使って緩急をつけてくる。直球は130キロ前後といったところか。立ち上がりはカーブがやや高く入ったところを捕らえられ、1~3回は得点圏に走者を背負ったが、要所を締めて得点は許さなかった。5回に味方の失策から1点を失ったが、6回以降は外角低めへの直球に加えてカーブが低めに集まるようになり、無安打投球。2つの四球は与えたが三塁を踏ませず、危なげなく完投した。

安定感では古賀竟成館の山内も負けていなかった。右サイドハンドから内外角低めいっぱいに力のある直球を投げ込み、スライダーを交えて揺さぶった。特に直球で厳しく内角を攻め、外角へのスライダーで体勢を崩して内野ゴロに打ち取るシーンが目立った。直球・変化球ともコーナーいっぱいを突ける制球力の持ち主で、5回に高瀬に適時三塁打、7回は中島に一発を浴びたが、7回まで5安打1四球6奪三振の好投をみせた。
その山内を攻略したのは9番高瀬、2番谷口といった伏兵の選手たち。いずれも小柄な右打者だが逆方向に打ち返していった。5回の高瀬の同点打はライト右を襲う飛球、ライトが追いつきそうだったが僅かに及ばなかった。8回は先頭打者としてスライダーをあわせてセンター右を破り、一気に三塁へ。一死後、谷口が直球をライト線に弾き前してダメ押しの3点目を加えた。

7回の中島の勝ち越し本塁打は、直球をドンピシャのタイミングでとらえ、広い桃園球場の外野芝生席に打ちこんだもの。ライトオーバーの当たりかと思われた角度で上がった打球が、そのまま伸びて行って芝生席に飛び込んだ。
古賀竟成館打線は序盤、島のカーブを捕らえていった。5回の天口の先制打もカーブを叩いて三遊間を破ったもの。ただ、そのカーブが中盤以降に低めに決まり出すと快音が聞かれなくなった。
古賀竟成館のなかで目に付いたのは9番石井。3回はカーブをしっかり呼び込んでショート右を鋭く破りチャンスメイク。5回は一球で送りバントを決めて先制点につなげ、7回には11球粘って四球を選ぶなど、見事なつなぎ役を果たした。
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