4月20日(土)に佐賀市で開幕する第154回九州地区高校野球大会の組み合わせ抽選が12日(金)に行われ、対戦相手が決まりました。センバツ出場校で推薦出場の東海大福岡は宮崎商、春の福岡大会を制した春日は佐賀北(佐賀1位)、準優勝の大牟田は神村学園(鹿児島・推薦)と対戦します。
東海大福岡と対戦する宮崎商は3季ぶり18回目の出場。宮崎大会では初戦(2回戦)で昨秋九州大会に出場した延岡学園を7-2で下すと、準決勝までの3試合すべてコールドで勝ち進み、決勝では4点差を逆転して優勝。全試合で7点以上をたたき出しました。東海大福岡が昨秋の九州大会で接戦を演じた延岡学園に快勝しているだけに、油断のならない相手です。
調整の難しさもありセンバツ組は九州大会で苦戦する傾向にありますが、東海大福岡にはセンバツ初戦敗退の無念をこの大会で晴らしてほしいところです。
九州大会初勝利を目指す春日は、2季ぶりの九州大会となった佐賀北が相手です。佐賀大会では初戦の伊万里戦でタイブレークの10回裏に2点差を逆転。準々決勝の鳥栖工戦でも点の取り合いを制するなど、競り合いに強さを発揮します。投手は全ての試合で高栁~稲富の両右腕の継投で勝ち上がりました。公立校同士でもあり、似通ったチームカラーを持つ両校による接戦が予想されます。
春日が初戦を突破すれば準々決勝で九州大会の常連・明豊と対戦する可能性もあり、強豪の胸を借りる経験までしたいところ。その場合は連戦となるため、エース前田だけでなく大石、石原ら救援陣の力も必要とされます。
大牟田はセンバツ出場校・神村学園との対戦となりました。神村学園はセンバツでは1回戦で作新学院(栃木)に6-3と快勝。4番正林はこの試合で右翼ポール際にライナー性の本塁打を打ち込み、2回戦の大阪桐蔭戦でも3安打、U-18日本代表候補にも選ばれた左のスラッガーです。3番今岡も昨秋の九州大会で本塁打を放った強打者で、投手陣も左腕エース・今村のほか、センバツで2試合先発のマウンドに立った同じく左腕の上川床ら質量とも充実しています。
大牟田にとっては強豪相手の厳しい試合になりそうですが、夏に向けて自分たちの実力をためす絶好の機会となりそうです。
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