センバツ21世紀枠の県推薦校に春日を選出~県高野連




福岡県高校野球連盟は13日(月)、第96回選抜高校野球大会(2024年3月18日~)の「21世紀枠」県推薦校として、春日(春日市)を選出したと発表しました。同校が21世紀枠の県推薦校に選ばれるのは2005(平成17)年以来、二度目。選考理由としては文武両道を実践しているほか、好成績を残しながら甲子園出場に恵まれていない点などが挙げられました。

春日は1978(昭和53)年に開校し、野球部は1989(平成元)年の創部。1997年夏に初めて県大会出場を果たしました。秋は南北に分かれて開催されていた2008年、2009年に南部大会でベスト4進出があり、県大会方式となってからも2017年にベスト8入りしています。特にこの5、6年は力をつけており、2017年夏は山本翔太投手、2019年夏は坂元創投手(現九州共立大)を擁してベスト8に進出。2021、22年夏も左腕エースの飯田泰成投手(現関西学院大)を中心に連続して県大会へコマを進めています。

今秋は福岡工や柳川、九産大九州などの実力校を破って県大会に進出。準々決勝でも今夏8強の近大福岡をコールドで下しました。準決勝では飯塚を上回る10安打を放ちながら2-3で惜敗し、初の九州大会出場はなりませんでしたが、創部以来はじめて県4強入りを果たしました。打線は4番藤﨑を軸につなぐ打撃が持ち味で、公立校特有のしぶとさもあります。投手陣は久保田、前田、石原らによる継投で勝ち上がってきました。

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九州地区の推薦校は14日(火)現在、大分県を除いて発表されています。(→大分県は別府翔青が推薦校に)

◇佐賀/神埼〔公立=県4強〕
◇長崎/対馬・上対馬・壱岐商の3校連合〔すべて公立=県8強〕
◇熊本/必由館〔公立=県4強〕
◇大分/未発表 →別府翔青〔公立=県4強〕
◇宮崎/日南〔公立=県16強〕
◇鹿児島/鶴丸〔公立=県4強〕

◇沖縄/宜野座〔公立=県4強〕

このあと12月8日(金)に九州各県の推薦校から九州地区推薦校として1校が選出され、来年1月26日(金)のセンバツ選考委員会で全国9地区の推薦校から21世紀枠の2校が選ばれます。

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