九国大付が逆転サヨナラで8強、飯塚は敗れる~選手権大会第14日




第105回全国高校野球選手権記念福岡大会は20日(木)、5回戦の残り4試合が行われ、ベスト8が出揃いました。新たに準々決勝進出を決めたのは大牟田、東海大福岡、祐誠、九州国際大付の4校。ベスト8の内訳は北部6校・南部2校、ノーシードは東筑と祐誠の2校、公立校は東筑のみとなりました。また、ベスト8に福岡地区の学校が残らなかったのは2015年の第97回大会以来となりました。

21日(金)の休養日を挟み、22日(土)に準々決勝のまず2試合が久留米市野球場で行われます。

【県大会】———–——
久留米市野球場、北九州市民球場の2会場で5回戦4試合が行われました。

久留米市野球場>
第一試合は大牟田と飯塚、シード校同士が激突。大牟田は初回に一挙4点を奪って主導権を握ると先発の境投手が5回まで飯塚に得点を与えず好投。飯塚は6回7回と1点ずつ返して追い上げましたが、大牟田は7回途中から3投手をつぎ込んで追撃を振り切り、2011年以来(2018年の南福岡大会は除く)となる準々決勝進出となりました。

第二試合は4回戦でシード福岡大大濠を破った星琳と、同じくシード折尾愛真を下した祐誠が対戦。祐誠は3回までに5点を奪ってリードを広げましたが、星琳も中盤に反撃に転じ1点差まで迫りました。それでも祐誠は終盤突き放して9-6で打ち勝ち、2016年以来のベスト8進出を決めました。

▼5回戦
飯塚  000 001 100=2
大牟田 400 000 00x=4
【飯】藤原→中村【大】境→岡部→猿渡→久保山
〔大牟田は23日(日)東海大福岡と対戦〕
▼5回戦
祐誠 302 000 310=9
星琳 000 121 002=6
【祐】野田→井上→矢野【星】園田→田中

〔祐誠は23日(日)九国大付と対戦〕

北九州市民球場
第一試合はこれまでの3試合、いずれも3点以内に抑えてきた東海大福岡とすべて7点以上あげてきた福岡工が対戦。東海大福岡は初回に秋田の適時打で先制、その後は福岡工・寺崎、東海大福岡・佐藤による投手戦が繰り広げられました。福岡工は5回途中で高濱に継投しましたが、東海大福岡はその高濱から1点を追加。8回にも暴投で追加点をあげると、佐藤が8安打を許しながらも要所を締めて完封勝ち。準優勝した2015年以来となるベスト8入りを決めました。

【福岡工―東海大福岡】5回裏 東海大福岡 二死一、三塁 藤本の右前打で井上(颯)が生還

第二試合は久留米商と九州国際大付、南北のシード同士の一戦。試合は久留米商・中島(昴)、九国大付・田端、今大会初めて先発した両校エースによる投手戦となりました。久留米商は6回二死二塁から新谷の二塁打で先制、1-0のまま9回裏の九国大付の攻撃へ。久留米商は二死一、二塁の場面で新原をリリーフに送りましたが、三宅が起死回生の同点打を放つと、続く代打秀嶋がファーストのグラブを弾く右前打で逆転サヨナラ勝ち。夏2連覇に一歩前進しました。

▼5回戦
福岡工   000 000 000=0
東海大福岡 100 001 01x=3
【福】寺崎→高濱
【東】佐藤

〔東海大福岡は23日(日)大牟田と対戦

▼5回戦
久留米商 000 001 000 =1
九国大付 000 000 002x=2
【久】中島昴→新原【九】田端

〔九国大付は23日(日)祐誠と対戦〕

【久留米商-九国大付】9回裏九国大付二死一、二塁 代打秀嶋がサヨナラ打を放つ

——

<22日の試合予定> ———–※赤字はシード校
【県大会】(準々決勝)
▼久留米 東筑ー近大福岡希望が丘真颯館

※日程・スコア・選手名などは主催者発表のものと照合・確認してください

 

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