’23選手権福岡大会が開幕、近大福岡・北筑・東筑など初戦突破




雨のため1日順延となっていた第105回全国高校野球選手権記念福岡大会が2日(日)開幕しました。南北計5球場の第一試合開始前に開かれた「開始式」で、選手宣誓や小学生による始球式などが行われた後、約3週間にわたる熱戦の火ぶたが切って落とされました。

初日は南部で1回戦5試合、北部で2回戦9試合の計14試合が行われ、北部ではシード校の近大福岡、北筑などが勝ち上がりました。

【北筑-常磐】4回表北筑一死一、三塁 田中が左越えに適時二塁打を放ち3点目

【南部】———–——
久留米市野球場、大牟田延命球場の2会場で1回戦5試合が行われました。

久留米市野球場>
第一試合は春日が3回に逆転すると、その後も着実に得点を重ねて八女を下しました。第二試合の伝習館―福島は9回を終えて同点のため夏の大会では初めてとなる延長10回からのタイブレークに突入、10回裏に福島がサヨナラ勝ちを収めました。第三試合は博多が2-1と1点リードの8回に一挙5点を奪って筑紫を突き放し、それぞれ2回戦に勝ち上がりました。

▼1回戦
八女 010 000 100=2
春日 002 131 00x=7
【八】吉門陸→福田→栗原【春】清水→久保田→前田
〔春日は7/6(木)柳川と対戦〕
▼1回戦(延長10回タイブレーク)
伝習館 010 000 000 0 =1
福島  100 000 000 1x=2
【伝】豊増【福】緒方
〔福島は7/6(木)沖学園と対戦〕
▼1回戦
筑紫 000 001 000=1
博多 200 000 05x=7
【筑】永松→永沼【博】千住→三溝
〔博多は7/7(金)朝倉と対戦〕

大牟田延命球場
第一試合は福翔が3回に挙げた1点を宮畑~牧之瀬の継投で守り抜き、筑紫丘に競り勝ちました。第二試合は早良が6回まで毎回得点を重ねて、玄洋に12-2でコールド勝ち。それぞれ2回戦進出を決めました。

▼1回戦
福翔  001 000 000=1
筑紫丘 000 000 000=0
【福】宮畑→牧之瀬【筑】浦山→溝添
〔福翔は7/7(金)朝倉
と対戦〕
▼1回戦(6回コールド)
玄洋 001 100 =2
早良 331 131x=12
【玄】八木→池田→河野【早】牛尾
〔早良は7/7(金)輝翔館と対戦〕

【北部】———–——
北九州市民球場、光陵グリーンスタジアム、筑豊緑地野球場の3会場で2回戦9試合が行われました。

北九州市民球場
第一試合は嘉穂の幸野投手が田川を3安打に抑えて完封し、7回コールド勝ち。
第二試合は京都・白石投手が戸畑工を5安打1点に抑えて5-1で快勝しました。第3試合は小倉工が遠賀・築上西の連合チームに5回コールド勝ち。3回戦ではシード・近大福岡に挑みます。

▼2回戦(7回コールド)
田川
000 000 0 =0
嘉穂 020 020 3x=7
【田】野村→中杉【嘉】幸野
〔嘉穂は7/7(金)八幡-田川科技の勝者と対戦〕
▼2回戦
戸畑工 000 000 010=1
京都  012 011 00x=5
【戸】中山→松本【京】白石
〔京都は7/7(金)八幡中央と対戦〕
▼2回戦(5回コールド)
遠賀.築上西 000 00 =0
小倉工    103 33x=10
【遠.築】市丸→杉村【小】竹山→田代
〔小倉工は7/7(金)近大福岡と対戦〕

光陵グリーンスタジアム
第一試合は東筑が2回までに12点を奪う猛攻で大和青藍を5回コールドで圧倒。次の3回戦ではシード北筑と対戦します。第二試合はシード校の近大福岡が新宮と対戦。初回に2点の先制を許しましたが、4回に追い付くと5回に逆転し、継投で逃げ切りました。第三試合は終盤もつれる展開となりましたが、苅田工が小倉に逆転サヨナラ勝ちを収めて熱戦に終止符を打ちました。小倉は9回表4-5から一度は逆転に成功しましたが、リードを守り切れませんでした。

▼2回戦(5回コールド)
東筑   660 00=12

大和青藍 000 00=0
【東】尾形→安田【大】川上→永長→松井
〈本〉森木(東)
〔東筑は7/7(金)北筑と対戦〕
▼2回戦
新宮   200 000 000=2
近大福岡 100 120 00x=4
【新】橋本→小伏間【近】永嶋→田辺→宮本
〔近大福岡は7/7(金)小倉工と対戦〕
▼2回戦
小倉  000 201 012 =6
苅田工 100 100 032x=7
【小】長友→河野兼【苅】佐藤
〔苅田工は7/8(土)須恵と対戦〕

筑豊緑地野球場
第一試合はシード北筑が序盤から主導権を握ると、7回に2点差まで追い上げられたものの8・9回に突き放し、16安打の猛攻で常磐に打ち勝ちました。第二試合は両校あわせて23安打19四死球が出る乱戦となりましたが、5点差を逆転された八幡中央が再び試合をひっくり返して稲築志耕館を下しました。第3試合は須恵が北九州高専の終盤の追い上げをしのいで1点差で逃げ切り、2015年以来となる夏の大会の勝利を挙げました。

【稲築志耕館-八幡中央】1回表八幡中央一死満塁 田口の中前打で槙が先制のホームイン

▼2回戦
北筑 020 300 021=8

常磐 000 000 301=4
【北】吉田【常】大迫→岡
〈本〉大場(北)
〔北筑は7/7(金)東筑と対戦〕
▼2回戦
八幡中央  310 212 001=10
稲築志耕館 001 600 000=7
【八】田口→田川→田口【稲】野見山→堀切
〈本〉清家(稲)
〔八幡中央は7/7(金)京都と対戦〕
▼2回戦
須恵    310 020 000=6
北九州高専 100 001 030=5
【須】田中→宮地→今東【北】楠本
〈本〉永瀬(北)
〔須恵は7/8(土)苅田工と対戦〕

——

大会2日目の3日(月)は南部で1回戦の残り2試合と2回戦4試合、北部で2回戦7試合が予定されています。なお、南部では明日午前中の雨予報を受けて、試合開始を遅らせるなどの変更がなされています。

<3日の試合予定> ———–※赤字はシード校
【南部】
▼春日公園 (2回戦)福大大濠―福岡舞鶴(1回戦)筑紫台―浮羽究真館
▼久留米  (2回戦)西短大附―福岡農/福岡西陵―福岡第一
▼大牟田延命(1回戦)八女学院ー福岡中央(2回戦)柏陵ー香住丘

【北部】
▼北九州市民(2回戦)八幡―田川科学技術/希望が丘―宇美商/古賀竟成館―若松商
▼桃園   (2回戦)小倉東―八幡南/直方―北九州
▼筑豊緑地 (2回戦)豊国学園―中間/真颯館―嘉穂東

※日程・スコア・選手名などは主催者発表のものと照合・確認してください

 

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