秋季九州大会最終日~福岡大大濠は大崎に敗れ、準優勝




 第147回九州地区高校野球大会の最終日は6日(金)、長崎県営野球場で決勝戦が行われ、大崎(長崎1位)が福岡1位の福岡大大濠を5-1で破り、九州大会初優勝を果たしました。2016年秋以来の優勝を狙った福岡大大濠でしたが、あと一歩及ばず準優勝に終わりました。

 福岡大大濠は初回、3番山下の本塁打で幸先よく先制。しかし今大会初登板となった先発の森本投手がその裏、安打と四球で二死一、二塁のピンチを招くと、5番松本に中前適時打を浴びて同点に。2回途中からは前日好投した馬場投手が登板しましたが、4回裏二死二塁から9番山口に勝ち越し打を許し、続く5回にも一死満塁から押し出し四球とスクイズで2点を失いました。7回には三塁からマウンドに立った友納投手が長短打を浴び、リードを4点に広げられました。
 打線は2~4回に得点圏に走者を進めながら勝ち越せず、リードを許した5回以降は二塁に走者を進めることもできず沈黙。結局、今大会初登板の大崎・勝本投手に散発4安打1点に抑えられました。

 来春のセンバツ出場をすでに確実なものにしていることもあり、ともにエースが登板を回避した決勝戦。大崎の11安打に対して福岡大大濠は4安打と、打力の差が出た印象です。福岡大会7試合で82得点の福岡大大濠打線でしたが、九州大会では4試合で9点。投手を中心とした堅守で勝ち上がってはきましたが、好投手が揃う九州大会ではその打棒も影を潜めました。
 4年前には三浦投手という好投手がいましたが、打線も4試合のうち2試合で2桁安打を放つなど、チーム打率は2割6分2厘。ところが今回は4試合の合計が21安打。打率は1割8分4厘に終わりました。全国の好投手が集う来春のセンバツに向けて、打力強化が一つの課題となってきそうです。

【大会第5日の結果】
◆決勝(長崎県営)
 福大大濠 100 000 000 =1
 大崎   100 120 10X =5
【福】森本→馬場→友納【大】勝本

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