2019選手権大会第12日~16強出揃う、飯塚・東福岡は敗退




 12日目を迎えた第101回全国高校野球選手権福岡大会は20日、引き続き時折雨の降る中で4回戦の残り8試合が行われ、ベスト16が出揃いました。

 久留米市野球場の第一試合は自由ケ丘が序盤から得点を重ね、投げてはエース大庭投手が東福岡打線を4安打に抑えて完封。シード校を撃破し、7回コールドで5回戦へ勝ち上がりました。第二試合は今春九州大会優勝校の西日本短大附が3投手の継投で水産を完封し、8回コールド勝ちを収めました。
 北九州市民球場では、今春福岡大会準優勝の真颯館が2回までに7点を奪うと、エース武内投手以下の3投手が久留米打線を完封し、7回コールド勝ち。第二試合の久留米商ー星琳の一戦は終盤、二転三転する接戦に。5-4星琳リードで迎えた9回表に久留米商が2点を奪って逆転しましたが、その裏星琳が再び試合をひっくり返す逆転サヨナラ勝ち。劇的勝利で5回戦は西日本短大附に挑みます。

 小郡市野球場の第一試合は投手戦となりましたが、博多工が田代投手の力投で北九州市立との競り合いを2-1で制しました。第二試合は4回まで両校ゼロ行進が続きますが、中盤に大牟田が7点を奪ってリードを広げると、姫野投手が八幡工を2安打に抑えて完封。7回コールドで快勝しました。
 光陵グリーンスタジアムの第一試合は、公立校同士のノーシード対決。東筑が4回までに6点をリードしますが、福島も4回に3点を返すと最終回も1点差まで迫りますがあと一歩及ばず、東筑が優勝した2年前以来のベスト16入り。第二試合は優勝候補の一角・飯塚と好投手坂元を擁する春日が激突。春日は初回に一挙5点を奪うと、坂元投手が飯塚打線を5安打2点に抑えて完投。ベスト8入りした2年前の旋風を予感させる勝利で5回戦は大牟田と対戦します。

 5回戦の組み合わせは、以下の通りに決まりました。

筑陽学園ー九産大九州/福工大城東ー小倉工/筑紫台ー九州国際大付/福岡大大濠ー祐誠/自由ケ丘ー真颯館/博多工ー東筑/西日本短大附ー星琳/大牟田ー春日

 21日から5回戦に入り、まずは4試合が行われます。

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<20日の試合結果>※赤字はシード校

【県大会】
▼4回戦(久留米)7回コールド
自由ケ丘 031 011 1=7
東福岡  000 000 0=0
(自)大庭(東)田代晃→中村陸
▼4回戦(久留米)8回コールド
水産   000 000 00=0
西短大附 220 200 01=7
(水)石元(西)浅川→浜崎→山下
▼4回戦(北九州市民)7回コールド
久留米 000 000 0=0
真颯館 430 001 X=8
(久)前川(真)武内→大橋→小前
▼4回戦(北九州市民)
久留米商 002 000 202=6
星琳   004 000 012=7
(久)徳永→安徳→牛島(星)古川→丸本→古川

▼4回戦(小郡)
博多工   001 010 000=2
北九州市立 000 100 000=1
(博)田代(北)玉置→大谷→益満
▼4回戦(小郡)7回コールド
八幡工 000 000 0=0
大牟田 000 052 X=7
(八)高橋→藤川(大)姫野
▼4回戦(光陵GS)
東筑 300 300 000=6
福島
000 300 002=5
(東)藤原(福) 石崎→岸
▼4回戦(光陵GS)
飯塚 000 002 000=2
春日
500 000 00X=5
(飯)平山→満岡→渡辺(春)坂元

<21日の試合予定> ※赤字はシード校
(5回戦)
▼久留米   筑陽学園ー九産大九州/筑紫台九州国際大付
▼北九州市民 福工大城東小倉工福岡大大濠ー祐誠

 

 

 


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