1日から県大会、上位2校が九州大会出場へ




 第139回九州地区高校野球大会への出場をかけて、10月1日(土)から久留米市野球場で県大会が開幕します。県大会は地区大会を勝ち抜いた北部4校、南部4校の計8校によって争われ、決勝に進出した2校が10月22日から大分市・臼杵市で開催される九州大会に出場、来春のセンバツを目指します。

 今年の県大会出場校を見ると、北部はすべてノーシード、逆に南部はすべてシード校となりました。福岡大大濠、自由ケ丘は昨秋に続く出場となります。前年は九産大九産・梅野、福岡大大濠・濱地、九産大九州・岩田、希望が丘・山村、自由ケ丘・岩田など、すでに実績のある投手が多くいましたが、今年は比較的新たなメンバーで臨むチームが多くなっています。どのチームが九州大会に出てもおかしくない混戦です。

2016%e7%a7%8b_%e7%9c%8c%e5%a4%a7%e4%bc%9a%e5%8e%9f%e6%9c%ac

 筑陽学園は大牟田、九産大九産、東福岡などの強豪を破っての県大会出場です。古川、米井の両左腕を中心とした堅い守りが持ち味。川上、藤原、古川が中軸に座る打線はセンター中心にコンパクトに振りぬいてきます。犠打を絡めて確実に点を奪い、堅い守りで競り勝つのが勝ちパターンといえそうです。八幡は3回戦でシードの鞍手を2-1で破り、勢いに乗りました。ここまでは少ない点数を守り抜く戦いぶりでしたが、やや相手に恵まれた感もあり、真価が問われる一戦となります。%e5%a4%a7%e6%bf%a0%e3%83%bb%e4%b8%89%e6%b5%a62
 福岡大大濠は絶対的エースの濱地が抜けましたが、古賀、東、稲本の中軸は健在。守備の要でもある斎藤、平野なども含め春の九州大会で優勝したメンバーが多く残っており、経験値では8校の中でも最上位でしょう。九州大会での登板経験もある右腕・三浦は制球に優れ、大崩れはしないタイプです。自由ケ丘はパート決勝で九州国際大付に逆転勝ち。選手層が厚く、代打も含めてどこからでも点が取れるのが強みです。投手陣は右腕・安田を筆頭に麻生、宇都宮、青木など左右とも豊富。夏の大会でエースナンバーをつけた140キロ右腕の柳原投手が加われば投手力は8校では最上位でしょう。両校は昨秋も準々決勝で対戦、この時は福岡大大濠が2-0で勝っています。

 夏ベスト16の福島は、今夏も活躍した右の好投手・後藤ー中島のバッテリー、4番・宮崎と投打の軸が残りました。南部大会は5試合でわずか7失点。堅い守りが光ります。小倉工は4回戦で夏ベスト4のシード・真颯館を8-7で破りました。こちらは北部大会4試合で34点をあげており、前チームから中軸に座る江口、宇都宮を中心にした強力打線が売りです。
 久留米商は右サイドハンド・遠藤が制球力もあ%e4%b9%85%e7%95%99%e7%b1%b3%e5%95%86%e3%83%bb%e9%81%a0%e8%97%a42り安定しています。1番福山、3番井上、1年生ながら4番を務める護山などを中心に、打線も活発で4試合で35点。筑後地区新人大会でも西日本短大付、大牟田、福島などを破って優勝しており、力のあるチームです。東海大福岡の右サイドハンド・安田も好投手。制球もよく、粘り強い投球を見せます。打線は1番有安が出塁して攻撃のリズムを作りますが、ここまでは相手投手の乱調に助けられた試合もあり、久留米商の遠藤をどう攻略していくか注目されます。




Pocket
LINEで送る

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*