来春センバツ目指し、27日から秋季高校野球




 まだまだ厳しい暑さが続いていますが、早くも来春のセンバツを目指した第139回九州地区高校野球福岡大会が27日(土)に開幕します。福岡では例年通り、南部、北部大会が行われ、南北各4校の合計8校よる県大会が10月1日から久留米市野球場で開催されます。上位2校は10月22日から大分県で行われる九州大会へ出場します。
 シード校8校は原則として、8月に開催された各地区の新人大会の優勝校および準優勝校となっており、南部が筑陽学園、福岡大大濠(福岡地区)、久留米商、福島(筑後地区)の4校。北部は古賀竟成館、鞍手(福岡中央地区)、真颯館(北九州地区)、そして夏の大会優勝校・九州国際大付の4校です。

 有力選手が多く残っていた昨年秋の大会に比べ、今年は多くのチームで主力選手が夏の大会で引退し、混戦模様です。その中でざっと有力校を挙げてみると南部では福岡大大濠、西日本短大付、北部では真颯館、自由ケ丘、九州国際大付、小倉などでしょうか。
 夏の大会では思わぬ初戦敗退を喫した福岡大大濠ですが、春の九州大会の優勝メンバーである古賀・東・稲本の主軸やショート・斎藤、センター・平野など守備の要も残り、
投手陣では九州大会でも投げた三浦投手が健在。総合力では頭一つ抜けている印象です。西日本短大付は橋本・渡辺の長距離打者、大型捕手の横尾らが残っており、攻撃力は引き続き高いものがありそうです。
 北部では、エースで4番の高木のほか、和知、橋本ら主軸が残る夏のベスト4・真颯館が筆頭格でしょう。自由ケ丘も140キロの直球が魅力の柳原投手をはじめ、今宮、釘宮、三原など経験豊富な選手が健在です。甲子園帰りの九州国際大付は、山脇、鳥井、市川など優勝メンバーを軸に、甲子園でベンチ入りした1年生3人の台頭もありそう。投手陣は甲子園のマウンドを経験した前田投手が中心となり、この秋も有力候補の一校です。小倉は昨秋九州大会の原動力となったエース・中野がいます。夏は少し調子を落としていたようですが、抜群の制球力が戻れば2年連続の九州大会も見えてきます。

 このほか、伏兵も多士済々ですが、基本的に秋は投手力の高いチームが上位に進出する傾向があり、今年も好投手の出現を楽しみにしたいと思います。時間があれば明日、各パートごとの展望もしてみたいと思います。

 

2016秋季福岡大会3
※赤字はシード校、緑字は当サイトの独断による有力校、注目校 

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