春季大会第8日~東福岡も福工大城東に苦杯、南部のシード3校が姿消す




 春季高校野球福岡大会8日目の28日は南部で4回戦の残り4試合が行われ、南部もパート決勝に進出する8校が出揃いました。

 南部で唯一残っていたシード・東福岡は久留米市野球場の第二試合で福工大城東と対戦。ここまで2試合で3点ずつしか得点できていない東福岡はこの試合も打線が振るわず1得点に終わり、1-3で敗れました。これで南部のシード校・3校はパート決勝を前にすべて姿を消しています。そのほかでは、博多工との投手戦をものにした九産大九産、延長戦の末に玄洋を振り切った春日が勝ち進みました。シード・西日本短大付を3回戦で破った筑紫台も福翔を7-2で下し、パート決勝に進出しています

 ここまで今大会を振り返ると、南部ではシード3校(久留米商、西日本短大付、東福岡)がパート決勝にすら進めなかったのをはじめ、筑陽学園や福岡大大濠、祐誠、福岡第一など好投手を擁する有力校が相次いで敗れています。いずれも打撃の調子が上がらないまま大会を迎え、得点力不足に泣いた印象です。春先の試合は投手力がものをいうことが少なくありませんが、今大会は特にその傾向が顕著だったようで、投手力のある公立校が旋風を巻き起こしています。
 北部は逆にシード校4校のうち3校がパート決勝に進出。昨年秋から大きく勢力図は変わっていないように見えます。ただ、秋は早々に敗退した九州国際大付や小倉、折尾愛真など力のあるチームがひと冬越して伸びてきています。一方で自由ヶ丘、星琳、真颯館、東筑、東海大五などはもうひとつ伸び悩んでいるようです。
 ただ夏の大会を基準に考えると、昨夏優勝の九州国際大付も春は3回戦で敗退。夏の大会でベスト8に進出したチームのうち5校は、春季大会で県大会に出場していませんでした。ちなみに一昨年の夏も同じく5校が、春の地区大会敗退から巻き返してベスト8に進出していますので、現時点での成績はそこまで気にする必要はないのかもしれません。

 第9日目の29日には北部、南部ともパート決勝4試合ずつが行われ、県大会に出場する8校が決定します。

【大会8日目/3月28日・土】
 <南部>
小郡
~4回戦
博 多 工 000 000 000 0
九産大九産 002 000 00X 2
春   日 000 010 000 2  3
玄   洋 000 001 000 0  1 (延長10回)

久留米
~4回戦
福   翔 020 000 000 2
筑 紫 台 302 000 02X   7
東 福 岡 000 001 000 1
福工大城東 010 002 00X 3

 

2015春季福岡大会28

【大会第9日(3月29日)の試合】

<北部>パート決勝
(北九州) 折尾愛真ー小倉/新宮ー青豊
(筑豊緑地)飯塚ー古賀竟成館/光陵ー九州国際大付

<南部>パート決勝

(小 郡) 春日ー福工大城東/九産大九産ー武蔵台
(久留米) 福岡ー大牟田/八女ー久留米

 

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