秋季大会展望②北部Aパート~星琳、九国、光陵、真颯、直方など大混戦




北部A_2

 北部Aパートのシード校は福岡中央地区新人大会で準優勝の光陵だが、有力校がひしめき混戦模様だ。光陵は夏は3回戦で古賀竟成館に敗退。当時のレギュラークラスで残ったのはセカンドの平山、ファーストの阿部くらいでメンバー一新となったが、福岡中央地区を快調に勝ち進んだ。ただし対戦相手に恵まれた感もあり、北九州勢との対戦で真価が問われることになりそうだ。

 夏の優勝校・九国大付は甲子園での試合から2週間程度で初戦を迎える。甲子園でマウンドを踏んだ左腕・富山、夏の福岡大会で本塁打を放った山本、岩崎らが残るが、楠城新監督を迎えての本格的なチーム作りはこれから。試合をしながら今後の戦い方を模索することになる中で、地力でどこまで勝ち進めるか。
 現時点での完成度が高いのは星琳(北九州地区ベスト4)だろう。夏の県大会出場メンバーのうち投手陣はエース・中村と平城が残った。中村は夏の大会で3回戦(小倉工)、4回戦(戸畑)と連続完封し、県大会出場の立役者となった。県大会では筑陽学園に敗れたが5回まで無得点に抑える好投を見せた。打線も元田、菊地、嶋のクリーンアップトリオが健在。新人大会では準決勝で自由ヶ丘に競り負けたが、県大会出場を勝ち抜く力は十分に備えている。
 先発メンバー8人が1年生で夏の大会で1勝をあげた真颯館(北九州地区初戦敗退)も潜在能力は高い。新人大会は星琳に初戦で敗れたが、エース・岡をはじめセンスある選手が多く侮れない。順当なら3回戦で星琳との再戦となりそう。

 夏準優勝の北筑(北九州地区2回戦敗退)は、夏に活躍した平川投手、ショート・岩瀬、サード・白石ら県大会決勝の舞台を経験した2年生を中心にしたチーム編成となりそう。新人大会は優勝した自由ヶ丘に2回戦で惜敗したが0-1と競り合い、力のあるところを見せた。夏の準優勝はチームとして大きな自信となったはずで、その勢いを以て勝ち進む可能性は十分。
 その北筑と初戦で当たる直方(福岡中央地区ベスト8)も、エース・近藤をはじめ前チームの主力5人が残った。夏は初戦で星琳に敗れたが好投手・中村から5点を奪っている。勝ち進めば4回戦で星琳との対戦が見込まれ、雪辱を期する。
 夏に県大会出場した東海大五青豊は前チームの主力が抜けたこともあり、新人大会ではいずれも初戦敗退。どこまで戦力を整えてくるか注目したい。

 

 

 

 

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