福岡県高校野球連盟は12日、来春開幕する第91回選抜高校野球大会の「21世紀枠」県推薦校として、鞍手を選出したと発表しました(13日付朝日新聞ほか)。鞍手が県の推薦校となるのは初。甲子園、九州大会とも出場実績のない同校ですが、今秋の福岡大会ではベスト16。「今年8月以降、校内の専用グラウンドが工事のため練習に使えない環境で『県内上位に進み、強豪校に惜敗している』と、その戦いぶりと学業との両立が評価された」と毎日新聞では報じています。
 九州地区の各県推薦校が出揃ったあと、12月には九州地区としての推薦校が1校に絞られ、来年1月のセンバツ選考委員会で全国9地区の推薦校から3校が選ばれることになります。

 現在、九州地区では鞍手のほかに鹿島(佐賀)、鎮西学院(長崎)、熊本西(熊本)、津久見(大分)、都城西(宮崎)、川内(鹿児島)が県の推薦校に決まっています。今回で19回目を迎える21世紀枠の選考ですが、九州地区では過去18回のうち17回までが「直前の九州大会に出場した公立校」が推薦校に選ばれています(センバツ21世紀枠推薦校一覧)。その点だけで言えば、九州大会に出場して1勝している熊本西が現状では有力な候補と言えそうです。

 鞍手は8月の福岡中央地区新人大会で優勝。シード校として臨んだ秋季大会では戸畑、八幡と連破しベスト16に進出。パート決勝で小倉工に敗れて県大会出場は逃しましたが、3試合で失点はわずかに5点。左腕の白坂投手を中心とした堅い守りが特徴です。ただ、九州大会不出場の高校が九州地区推薦校に選ばれたのはわずかに2013年の大島(鹿児島大会4強)のみで、九州地区推薦校への選出は微妙なところです。

 まだ沖縄の推薦校が決まっていませんので、正式に8校が出揃ったところで改めて考察をしてみたいと思いますが、現段階では熊本西が九州地区推薦校の最右翼と言えそうです。