第142回九州地区高校野球大会は26日、久留米市野球場で決勝が行われ、九州国際大付が明豊(大分)を13-0で破り、2009(平成21)年の春以来、18季ぶり2度目の優勝を果たしました。福岡勢の優勝は2016年春の福岡大大濠以来、4季ぶりとなります。
 九州国際大付は中盤に長打攻勢で大きくリードを広げると、先発の山本投手が準決勝の東筑戦で3本塁打を放った明豊打線を完封。全4試合でわずか3失点という下村、山本両投手の活躍もあり、春の九州を制しました。


 九州国際大付が昨秋優勝校・創成館、沖縄の新鋭・未来沖縄などの強豪を破る堂々たる優勝を果たしたことで、夏の北福岡大会は東筑との一騎打ちの様相を呈してきました。
 九州国際大付は破壊力のある打線、下村・山本・秋元ら完投能力を持つ投手陣、それぞれレベルの高さを改めて示しました。点が取れない展開でも競り勝てるようになり、勝つ「引き出し」を増やすことができたのは今大会の大きな収穫でしょう。
 東筑も石田、林の2枚看板と、積極性のある打線で投打ともに引けを取りません。林投手が樟南相手に完投したことも大きな自信になったと思われます。準決勝では投手陣が打ち込まれましたが、この日はかなり冷え込んだ中での一戦。あまり気にする必要はなさそうです。
 昨秋準優勝の富島(宮崎)に競り勝った八幡も、特に岸本投手にとっては大きな経験と自信になったはずです。高い出塁率を誇る1、2番コンビに長打力のある中軸で得点力のある打線も魅力で、夏も当然優勝争いに加わってくるでしょう。東筑紫学園も打撃は良いのですが、投手陣の四死球の多さがやはり気になるところです。九州大会の出場を辞退した春の優勝校・小倉は、県外強豪校との実戦という貴重な機会を逃し、北九州地区大会も不参加を決めているため、チーム力の底上げという点で、若干の不安が残ります。
 
 ちなみに、秋もしくは春の九州大会で結果を残した年の九州国際大付は夏も強く、2015年=春の九州大会4強→夏優勝、2010年=秋の九州大会準優勝→2011年夏優勝、2009年=春の九州大会優勝→夏優勝…。データも九州国際大付を後押しします。

<26日の試合結果>
▼決勝=久留米市野球場
明豊(大分)
000 000 000=0
010 550 02x=13
九国大付(福岡4位)