春季大会展望⑦南部Dパート~西短大付と祐誠が2強を形成、追う武蔵台




南d 春季福岡大会と同じ21日に開幕する選抜高校野球大会。九州地区代表・九産大九州の初戦は大会4日目第3試合で近江(近畿・滋賀)と対戦することに決まりました。センバツに関しては改めて所感を述べるとして、春季大会の展望を続けます。
 南部Dパートのシードは西日本短大付です。昨年秋の南部大会は4試合でわずか1失点。比較的相手に恵まれたこともあり、危なげなく県大会に勝ち進みました。エースの武富投手は前チームからマウンドにあがっており経験も十分。打線も一発のある武冨、光安らを中心に力があります。県大会では初戦で八幡南に惜敗し3季連続の九州大会出場はなりませんでしたが、今回は組み合わせ的にも県大会出場は十分狙える位置にいます。
 西日本短大付と県大会をかけて争うことになりそうなのが祐誠です。右の本格派・中村投手は緩急を使った投球を見せる好素材。打線も4番・杉原を中心とした中軸は長打力もあり、左右に鋭い打球を放ちます。秋季大会は4回戦で沖学園に競り負けましたが、再三塁上を賑わしていたのは同校。好機を作った後、得点に結びつける力が課題として残りました。失点はある程度計算できるだけに、やはりカギは打線が握っているようです。

 実力的にはこの両校による決戦が有力と思われますが、待ったをかけるとすれば武蔵台。秋は福岡工などを下してパート決勝まで進出、最後は力尽きましたが優勝した九産大九州に1-2と健闘しました。筑紫丘も左腕・島投手を中心によくまとまっており、上位進出を狙います。秋3回戦で九産大九州に2-4と競り合った福翔や、昨夏ベスト8に導いた貞光投手のいる筑紫、秋季大会は不出場だった九産大九産などの巻き返しも期待されます。

 

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