春季大会展望⑧北部Dパート~光陵、九国付が中心も強豪ひしめく激戦区




北D いよいよ今週土曜日から待ちに待った、春季大会がスタートします。昨秋の九州大会が10月末に終わってから約5か月。各選手がひと冬超えて、どこまで変化を遂げているか楽しみです。
 春季大会の展望も今回が最後となります。北部Dパートはなかなかの激戦パートとなりました。その中でも中心となるのは昨年秋の九州大会出場校・光陵でしょう。北部地区大会は九州国際大付を破った東海大五、好投手・岡を擁する真颯館などを撃破して堂々のベスト8入り。原動力は何といってもエースの赤司投手です。剛速球を投げる訳でも、鋭い変化球を駆使する訳でもありませんが、絶妙の制球力と落ち着いたマウンド捌きが大きな武器です。攻撃陣は機動力を使ってソツなく得点に結びつけてきます。赤司投手が打たせて取るタイプだけに、内野陣を中心にしっかりと守り切れるかがカギとなりそうです。
 昨夏の代表校・九州国際大付の昨秋は2回戦敗退。甲子園のマウンドを経験した左腕・富山投手、昨夏の福岡大会で2本の大きな本塁打を放った4番・山本が投打の軸になります。ただ秋に敗れた東海大五戦では山本が無安打に抑えられ、打線のつながりを欠きました。もともと素質ある選手が多いこともあり、このオフの間に大きく化けている可能性は十分あります。秋はショートのポジションで精彩を欠いた山本がこの大会ではどこを守るのかも注目したいと思います。

 昨夏の県大会出場校・星琳。秋は2回戦で真颯館と対戦して2-5で敗退。県大会出場の原動力となった中村ー元田のバッテリー、前チームの主軸・菊地や嶋など力のある選手たちが残っています。8月の北九州地区新人大会では4強入りし、もともと力のあるチーム。今回も決して楽なパートではありませんが上位進出の力は秘めています。このほかにも常磐、京都、豊国学園はいずれも秋季大会で2勝を挙げた実績があります。秋は初戦で敗れたものの福岡中央地区新人大会を制した希望ケ丘も侮れません。

 

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