5回まで無安打に抑えられてきた小倉が6、7回に8安打を集めて大量10点を奪い、7回コールド勝ちをおさめた。
小倉は1点を先制された直後の6回、棈松がライト左を破る三塁打で出塁すると田中、林が連続四球で無死満塁とし、良永が右中間に走者一掃の三塁打を放って逆転した。佐藤三振のあと、宮地の三ゴロが一塁悪送球を招き良永が生還(宮地も二進)。蕨野は中飛に倒れたが崎門が中前に落として宮地も還り、この回5点をあげた。

続く6回も棈松中前打、田中左前打で戸畑の家永をKOすると、代わった石井から林が四球を選んで満塁とし、良永の右前適時打で2点を追加した(ライトからの本塁悪送球の間に一走三進、良永も二進)。なおも無死二、三塁から佐藤の右越え三塁打で2者が生還。宮地右飛、蕨野一ゴロで二死となったが、崎門の中前打で佐藤も還りダメを押した。
先制したのは戸畑。5回岩本が四球を選び、宮崎はスリーバント失敗で一死となったが、天谷の左越え三塁打で岩本が生還した。逆転された直後の6回は二死から石井の左越え本塁打で1点を返した。7回も一死後、宮崎遊内野安打、天谷右前打。ここで登板した小倉2番手の家永から原の左前打で一死満塁とし、秀島の遊ゴロの間に宮崎が生還した。しかし6~7回の失点が大きくコールド負けを喫した。
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| 第157回九州地区高校野球福岡大会 4回戦 (2025年9月26日・金/北九州市民球場) |
| チ 一二三四五六七八九 計HE 球犠振盗残 小 倉 0000055 1080 41805 戸 畑 0000111 356 31605 (7回コールド) 小 倉 年 打安点 1 2 3 4 5 6 7 (中)棈 松② 420 一失 三振 右3中安 (二)田 中➁ 310 遊ゴ 投ゴ 四球左安 (一) 林 ➁ 100 四球 三振 四球四球 (三)良 永➁ 425 捕邪 右飛 中3右安 (右)佐 藤② 412 左飛 三失 三振右3 (左)宮 地➀ 400 遊失 遊ゴ 三失右飛 (遊)蕨 野➀ 300 一ギ 左飛中飛一ゴ (捕)崎 門➀ 422 三振 三振中安中安 (投)加 藤➁ 400 三振 二ゴ三振三振 (投 家 永➁ 000 投手 回 安球振責 球数 加藤 6.1 4363 109 家永 0.2 1000 11 ——————————————————————————————————- 戸 畑 年 打安点 1 2 3 4 5 6 7 (左)秀 島② 301 二ゴ 四球 三振 遊ゴ (遊)有 村➁ 400 三振 二ゴ 一ゴ投ゴ (右投右)家村➁ 300 二ゴ 遊ゴ 三振 (中投)石井② 211 四球 三ゴ 左本 (一)坂 本➁ 410 三ゴ 左飛 三振 (三)岩 本➀ 000 投ギ 四球 (三 木 村➁ 100 中飛 (捕)宮 崎② 310 三振 三振 遊安 (投)小 幡➀ 000 (右中 天谷➀ 321 二ゴ 左3 右安 (二) 原 ➀ 310 左飛 投ゴ 左安 投手 回 安球振責 球数 小幡 2 0120 35 家村 4.0 5255 79 石井 1 3113 25 ——————————————————-———————————————— ▼試合時間/14:43~16:53 ※公式記録ではありません ※打者名の下線は左打ち、投手名の下線は左投げ、打撃成績の下線は打点あり |
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九州国際大付や東海大福岡を破ってベスト8入りした昨秋の快進撃を彷彿とさせる集中打で、小倉がシード戸畑を一気に飲み込んだ。

戸畑の先発は1年生左腕の小幡。120キロ台(この日最速124キロ)の直球を外角低めに集め、チェンジアップ、スライダーを交えて2回まで無得点に抑えこんだ。3回からは右腕の家村にスイッチ。130キロ台なかば(同139キロ)の直球にスライダー、チェンジアップを交えて快調に飛ばし、3~5回を3人ずつで片付けた。二人の投手の前に5回まで小倉は無安打。5回裏に1点を先制した戸畑が主導権を握ったかにみえた。

ところがグラウンド整備後の6回、先頭の棈松が2-2から135キロの直球を叩くと、ライト左を破る会心の一打となり無死三塁。1点のリードもあり同点はやむなしと、戸畑内野陣も極端な前進守備は敷かなかった。ただ、ここから連続四球で走者をためたのが痛かった。良永に2-0からストライクを取りにいった134キロの直球を右中間に運ばれて走者を一掃され、一気に流れが小倉に傾く。宮地の三ゴロが一塁高投となり4点目、さらに崎門の凡飛がセンター前に落ち5点目。堰を切ったように得点が入っていく。
その裏に石井の本塁打で戸畑も食い下がるが、7回も小倉の勢いは止まらない。棈松、田中の連打で家村をKOすると、代わった石井から林が四球を選び再び満塁でまわってきた良永が今度も右方向に打ち返して2点を追加。さらに佐藤の右越え三塁打で試合を決めた。
小倉の昨秋の快進撃は逆方向への打撃が徹底されたことも背景にあった。この日は良永の2本のライト方面への適時打、佐藤の右越え三塁打など昨秋の打撃を再現するように逆方向へ強打を浴びせ、戸畑の誇る家村・石井の二人看板を打ち崩した。

投げてはエースナンバーを背負う加藤が家村と互角の投手戦を演じた。二段モーションからサイド気味に勢いよく腕を振り出し、120キロ台後半(同129キロ)の直球にスライダーを交えて好投。特に5人が並ぶ左打者の膝元に落ちてくるスライダーが有効だった。4回まで四球の走者を二人出しただけの無安打投球。5回6回に1点ずつ失ったが最少失点にとどめ、味方打線の爆発を呼び込んだ。

7回一死から加藤が連打を浴びたところで左腕の家永がマウンドへ。110キロ台なかば(同121キロ)とスライダーのコンビネーションで打ち取っていく。登板直後、原に左前打を浴びたが大量点に守られ、落ち着いて後続2人を内野ゴロに打ち取った。
戸畑は6失策と守りが乱れた。4回までに内野に3つの失策。いずれも得点にはつながらなかったが、集中打を浴びた6・7回にも3失策。大量点につながる結果となった。打線も左翼席にアーチをかけた4番石井、タイムリーを含む2安打の1年生・天谷が気を吐いたが5安打3点にとどまった。
投手陣は130キロ台後半の直球を持つ二枚看板を擁しながら2試合で16失点。初戦の北筑戦もそうだったように四球で走者をためてタイムリーを浴び、大量失点するパターンがこの試合でも繰り返された。シード校としてのぞんだ秋だったが、攻守に多くの課題を残しての終戦となった。


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