来春のセンバツ出場に向けて30日㈯に開幕する第157回九州地区高校野球福岡大会(秋季福岡大会)。A~Dの各パートを展望しながら、県大会出場を狙えるチームを探ってみたいと思います。
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~Aパート~
〔北部〕
シード校の希望が丘と飯塚の県大会争いに、嘉穂が絡む展開が予想されます。
希望が丘はシードされた夏は4回戦で敗れましたが、前チームから主戦を務める渡邊が引き続きマウンドに立ちます。135キロ前半の直球に鋭いスライダーが武器。内野手の井上もマウンド経験が豊富で、捕手の百束、センター松本と守りの要も健在です。打線は俊足強打の仲、夏は4番に座った井上が中心。福岡中央地区新人大会では嘉穂、育徳館、飯塚、東海大福岡と実力校を連破して頂点に立ちました。就任2年目を迎えた大久保監督の目指す緻密な野球が浸透しているようで、ベスト8の最有力候補です。
その希望が丘に新人大会準決勝で接戦を演じた飯塚が逆転の一番手。エース大塚をはじめ投打の主力が抜けた新チームは夏の主力だったライト女鹿、ショート郡山が中心になりそうですが、まだまだ力は未知数。それでも選手層の厚みを生かして希望が丘に迫ります。
嘉穂は古川-早野のバッテリーが残ります。2年生エースとして夏のマウンドに立った右腕の古川は切れのある直球に鋭く落ちるスライダーを駆使し、小倉を相手に7回2安打無失点と好投を見せました。その嘉穂と初戦でぶつかる田川は福岡中央地区新人大会でベスト4。前チームからは臼井(太)、臼井(陸)の中軸が残ります。かつて戸畑を県大会に導いた江藤監督の采配も注目されます。
上記3校がリードしている印象ですが、強打の4番西が残る福岡魁誠、宮武-垂門のバッテリーなど前チームの主力6人が残る八幡工などがどこまで食い下がれるか。昨秋の準優勝校・育徳館はメンバーが一新、新たな戦力の台頭が待たれます。
〔南部〕
大牟田と祐誠が8強争いをリード、筑前や筑陽学園などが追う展開となりそうです。
シード大牟田は筑後地区新人大会で優勝。前チームから1番宗、3番吉田、福永・仁田原の二遊間が残り、右腕の菅家もマウンド経験がある投手。昨秋の筑後地区で1年生大会を制した世代ということもあり、今年度は上位進出が期待されます。
祐誠は夏の大会で九州国際大付を4回1失点に抑えた大型右腕の宮本に加え、内野手を中心にレギュラー3人が残っています。筑後地区新人大会では準々決勝で大牟田に大敗を喫しましたが、県大会をうかがう有力な一校。筑前は緩急をつけた投球が持ち味の左腕瀧聞と丸山のバッテリーが健在。筑陽学園は春の福岡地区大会で好投した左腕の高倉がいます。夏の大会は6番センターでの出場でしたが、秋以降の起用法が注目されます。
小川、田上と夏のマウンドを経験した投手2人を抱える西南学院は新人大会で優勝した福工大城東と接戦を演じました。福岡舞鶴は今夏、九産大九州に打撃戦の末に敗れましたがその時の1、2年生が多く残るチーム。昨秋ベスト4の修猷館は主力の大半が抜けましたが新人大会では福工大城東に0-4と接戦を演じており、引き続き注目の一校です。

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