8月5日㈫に開幕する第107回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選が3日㈰、大阪市北区のフェスティバルホールで行われ、福岡県代表の西日本短大附は大会第5日目(8月9日・土)の第1試合で弘前学院聖愛(青森)と対戦することが決まりました。
福岡県代表は過去10大会で延べ11校が出場し(2018年は記念大会で南北各1校が出場)7勝11敗。2016年以降は2回戦を突破できない年が続いてきましたが、昨年の西日本短大附が久々に2勝して8大会ぶりに3回戦進出。前年の主力が多く残る今年は、さらなる上位進出が期待されます。
■福岡県代表 過去10回の選手権大会成績
ただ、組み合わせの結果、今春センバツ準優勝の智弁和歌山、秋春の近畿王者・東洋大姫路(兵庫)、激戦区・茨城を勝ち抜いた明秀日立など強豪が集うパートに入り、昨年を上回るベスト8進出には厳しい道のりが待ち受けます。
初戦の相手は弘前学院聖愛(青森)。昨年の金足農(秋田)に続く東北勢との対戦となりました。キリスト教の教えに基づく中高一貫の私立校で、甲子園出場は2021年以来、4年ぶり3度目。初出場を果たした2013年は2勝をあげています。青森大会では準決勝でセンバツ出場校の青森山田に競り勝ち、決勝では2点差を9回に逆転して八戸学院光星を下すなど、粘り強い戦いぶりで頂点に立ちました。
チームの中心は左腕エースの芹川投手。長身から投げ下ろす直球は120キロ台ですが、左打者の外に逃げていくスライダーが武器。ピンチにも動じることなく冷静な投球をみせます。左打者の多い西日本短大附打線が、芹川投手を攻略できるかが試合の大きなポイントとなります。
これまでも触れてきましたが、西日本短大附は左投手とあまり相性がよくありません。昨秋は福岡大会で修猷館・林投手に5安打2点で辛勝、九州大会準決勝で沖縄尚学に敗れたときも末吉投手から1点しか奪えませんでした。センバツ準々決勝では同点の6回から登板した横浜・奥村投手にノーヒットに封じられ逆転負け。春の九州大会決勝も神村学園(鹿児島)・窪田投手の前に5回1得点。今夏の福岡大会で唯一苦戦した5回戦・福大若葉戦でも浦野投手から7回まで1点しか奪えませんでした。140キロ台の球を投げる右の本格派投手からはさほど苦もなく得点しているだけに、ギャップを感じます。
弘前学院聖愛のチーム打率は.291。1番菅野、3番丸岡、6番澤田が3割5分以上を記録しています。この3人は盗塁もそれぞれ3つ以上を決めており、走力もあります。野手の間を抜くしぶとい打撃が持ち味で、青森大会決勝も2点を追う9回に単打でつないで逆転しました。ただ、中野、原投手の制球力をもってすれば、決して抑えられない打線ではありません。きっちりと最少失点で抑えながら、打線の援護を待ちたいところです。


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