近大福岡・東筑・嘉穂・京都・須恵が県大会へ~選手権大会第6日




久々に青空が戻った11日(火)、第105回全国高校野球選手権記念福岡大会の第6日は南部で2回戦10試合、北部で2回戦1試合と3回戦5試合の、合計16試合が行われました。北部では3回戦に勝利した嘉穂、東筑、京都、近大福岡、須恵の5校がまず県大会出場を決めました。南部ではシード校の久留米商、福岡が初戦を突破。12日(水)からは南部でも3回戦に入ります。

【北筑ー東筑】7回裏東筑二死一、三塁 岡田の二盗で二塁送球が逸れる間に三塁から大越が生還

【南部】———–——
春日公園野球場、小郡市野球場、久留米市野球場、大牟田延命球場の4会場で2回戦10試合が行われました。なお、小郡市野球場の第三試合・博多―朝倉は、朝倉が先日の豪雨で被害を受けたことから、12日に延期とされました。

春日公園野球場>
第一試合はシード福岡が三井と対戦。福岡は初回、井﨑の3点本塁打で先制すると、その後も着実に加点し、投げては3投手の継投で三井を4安打無得点に封じて7回コールドで快勝しました。第二試合は九産大九州が先制を許した直後の5回に一挙4点を挙げて逆転、そのまま修猷館を押し切りました。秋春そして福岡地区大会といずれも初戦敗退に終わっていた九産大九州でしたが、夏は初戦を突破しました。

▼2回戦(7回コールド)
三井 000 000 0=0
福岡 301 300 x=7
【三】宮原→八尋→吉田【福】廣瀬→井﨑→三好
〈本〉井﨑(福)
〔福岡は13日(木)武蔵台と対戦〕
▼2回戦
九産大九州 000 040 100=5
修猷館   000 100 001=2
【九】佐々木【修】武内→田中→西野

〔九産大九州は14日(金)博多×朝倉の勝者と対戦〕

小郡市野球場>
第一試合は2回途中からの継続試合が行われ、この回に4点を奪って逆転した福岡講倫館が安永~久保の継投で1点差を守り抜き、三池を下しました。第二試合は8回まで両校ゼロ行進が続きましたが、9回に4点をあげた城南が勝利。先発の浦川投手は中村三陽を5安打に抑えて完封しました。

▼2回戦(継続試合)
三池    130 000 000=4
福岡講倫館 140 000 00x=5
【三】久保【福】三好→安永→久保
〔福岡講倫館は13日(木)久留米高専と対戦〕
▼2回戦
城南   000 000 004=4
中村三陽 000 000 000=0
【城】浦川【中】井手→鹿島→洞→浜塚
〔城南は14日(金)三池工と対戦〕
▼2回戦(試合延期)
博多―朝倉

久留米市野球場>
久留米対決となった第一試合はシード久留米商が初回から小刻みに得点を重ねてリードを広げると、仁部~新原の継投で久留米学園の反撃を9回の1点にとどめて快勝。エース中島投手を温存したまま3回戦進出を決めました。第二試合は初回から得点を重ねた福翔が、投げては宮畑投手が山門打線を2安打に抑える好投を見せて7回コールド勝ち。2試合連続の完封勝ちで、今大会2勝目をあげました。第三試合は純真が下川路~田中の継投で三潴を9回の2点に抑えて逃げ切りました。

▼2回戦
久留米商  102 102 000=6
久留米学園 000 000 001=1
【商】仁部→新原【学】磯野
〔久留米商は14日(金)明善×西南学院の勝者と対戦〕
▼2回戦(7回コールド)
山門 000 000 0=0
福翔 301 003 x=7
【山】工藤【福】宮畑
〔福翔は13日(木)福大若葉と対戦〕
▼2回戦
三潴 000 000 002=2
純真 000 200 02x=4

【三】吉開→諸冨【純】下川路→田中
〔純真は13日(木)柳川と対戦〕

大牟田延命球場
第一試合は三池工・馬渡、八女学院は大城から石飛とつないでの投手戦が展開されましたが、両校無得点で迎えた8回に片山が決勝打を放ち三池工が八女学院に競り勝ちました。馬渡投手は被安打5、奪三振12の力投で八女学院を完封しました。
第二試合は26安打を放った香椎が今大会最多の32得点をあげて、ありあけ新世に5回コールド勝ち。第三試合は初回に3点を先制した香椎工を南筑が中盤以降追い上げて8回に追い付き、今大会2試合目となる延長タイブレークへ突入。10回裏に南筑がサヨナラ勝ちを収めました。

▼2回戦
三池工  000 000 010=1
八女学院 000 000 000=0
【三】馬渡【八】大城→石飛
〔三池工は14日(金)城南
と対戦〕
▼2回戦(5回コールド)
香椎     7 11 0 4 10=32
ありあけ新世 0  0  0 0  0= 0

【香】 中西→中嶋→尾嶋【あ】具志→小宮→具志→小宮
〔香椎は13日(木)沖学園と対戦〕
▼2回戦(延長10回タイブレーク)
香椎工 300 000 000 0 =3
南筑  000 001 110 1x=4
【香】木下→植垣→原【南】上川→永田→中嶋
〔南筑は14日(金)早良×輝翔館の勝者と対戦〕

【北部】———–——
光陵グリーンスタジアム、筑豊緑地野球場の2会場で2回戦1試合と3回戦5試合が行われました。

光陵グリーンスタジアム
9回二死三塁からの継続試合となった第一試合は門司大翔館が公文投手を救援に送り、育徳館の4番信濃を一ゴロに打ち取って試合終了。わずか4球の継続試合となりました。
第二試合はシード北筑と、同校を北九州市長杯で破っている東筑が激突。北筑・吉田、東筑・尾形の両先発投手による投手戦が展開されましたが、6回に均衡を破った東筑が7回にも加点。北筑の追撃を1点でとどめて競り勝ちました。東筑は4大会連続の県大会進出となります。
第三試合はシード近大福岡が小倉工と対戦。この試合も8回まで両校のゼロ行進が続きましたが、9回表に近大福岡が一死満塁から岩屋の左犠飛で決勝点をあげ、粘る小倉工を振り切って昨年に続く県大会出場を決めました。

【近大福岡-小倉工】9回表近大福岡一死満塁 岩屋の左犠飛で上野が決勝のホームイン

▼2回戦(継続試合)
門司大翔館 000 200 001=3
育徳館   100 000 001=2
【門】中村翔→公文【育】馬場
〈本〉二郎丸(育)
〔門司大翔館は13日(木)九国大付と対戦〕
▼3回戦
北筑 000 000 010=1
東筑 000 002 10x=3
【北】吉田【東】尾形
〔東筑は福岡講倫館×久留米高専の勝者と対戦(日程未定)〕
▼3回戦
近大福岡 000 000 001=1
小倉工  000 000 000=0
【近】田邊【小】竹山→森田
〔近大福岡は純真×柳川の勝者と対戦(日程未定)〕

筑豊緑地野球場
第一試合は嘉穂の幸野投手が8安打を許しながらも要所を抑えて八幡を9回の1点に抑え、昨年に続く県大会進出を決めました。第二試合は宮本の本塁打など13安打を放った京都が中盤以降に八幡中央を突き放し、7-3で勝利。京都の県大会進出は2017年以来となります。第三試合は同点で迎えた9回に須恵が2点を勝ち越し、苅田工とのシーソーゲームを制しました。須恵は1984(昭和59)年の大会参加以来、初の県大会出場となりました。

▼3回戦
嘉穂 001 021 000=4
八幡 000 000 001=1

【嘉】幸野【八】石松→高戸→石松
〔嘉穂は西短大附×香住丘の勝者と対戦(日程未定)〕
▼3回戦
八幡中央 000 010 020=3
京都   100 021 30x=7
【八】田口→田川→田口→田川
【京】加藤→大塚→安藤

〈本〉宮本(京)
〔京都は博多工×糸島の勝者と対戦(日程未定)〕
▼3回戦
須恵  010 010 102=5
苅田工 000 102 000=3
【須】田中【苅】佐藤

〔須恵は福岡×武蔵台の勝者と対戦(日程未定)〕

——

大会7日目の12日(水)は南部で2回戦残り3試合と3回戦6試合、北部で3回戦6試合の計15試合が予定されています。南部の3校が今大会初戦を迎え、これで全出場校が登場することになります。

<12日の試合予定> ———–※赤字はシード校
【南部】
▼春日公園(2回戦)明善―西南学院(3回戦)博多工-糸島/福大大濠―福岡第一
▼久留米 (2回戦)早良―輝翔館(3回戦)福岡常葉―祐誠/西短大附―香住丘
▼大牟田 (2回戦)博多―朝倉(3回戦)大牟田―小郡/筑前―八女工

【北部】(3回戦)
▼光陵GS 希望が丘―豊国学園/真颯館―北九州/飯塚―小倉商
▼筑豊緑地 八幡南―古賀竟成館/青豊ー北九州市立/折尾-小倉西

※日程・スコア・選手名などは主催者発表のものと照合・確認してください

 

 

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