西短大附は二松学舎大付(東東京)と対戦~2021選手権




第103回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選が3日(火)オンラインで行われ、福岡県代表の西日本短大附は大会第5日目(8月13日・2回戦)の第3試合で二松学舎大付(東東京)と対戦することが決まりました。2回戦最初の試合となります。

高野連HPより

 

福岡県代表の過去5大会の成績は下表の通りとなっています。2015年に九州国際大付にベスト8まで勝ち上がりましたが、それ以降はわずかに1勝。4校が初戦敗退を喫しています。センバツでは今年の福岡大大濠、2019年の筑陽学園、2017年には福岡大大濠と東海大福岡がそれぞれベスト8入りを果たしていますが、夏は少し寂しい結果となっています。

校名 1回戦 2回戦 3回戦 準々決勝
2019 筑陽学園 3-5作新学院(10回)
2018 折尾愛真 3-16日大三
沖学園 4-2北照 10-4大阪桐蔭
2017 東筑 4-10済美
2016 九州国際大付 6-8盛岡大付
2015 九州国際大付 8-2鳴門 10-9大阪偕星 2-0作新学院 1-8早稲田実


対戦相手の二松学舎大付は3年ぶり4度目の出場。1982年のセンバツで準優勝を果たした後はやや低迷が続いていましたが、2014年に初めて夏の甲子園の土を踏むと、2017年、2018年と出場。前回は初戦(2回戦)で広陵を下して3回戦進出するなど、これまで初戦敗退がありません。

東東京大会では6試合で失点わずかに4。エースの秋山、布施と2人の左投手を擁し、高い投手力を誇ります。決勝では春の関東大会で準優勝し、チーム打率4割超の関東第一を秋山投手が3安打1失点に抑えて完投。140キロ超の伸びのある直球を軸に、スライダーやチェンジアップを交えた投球を見せます。
秋山投手の1試合当たりの数字を見ると失点0.56、被安打5.06、与四死球1.69、奪三振10.97といずれも高い数字です。参考までに福岡大会でトップの成績を残した真颯館の松本投手の数字を紹介すると失点1.47、被安打5.89、与四死球1.96、奪三振9.33。投球回数が20回以上違うため単純に比較はできませんが、いずれも松本投手を上回る数字となっています。
2年生の布施も好投手。大きなカーブ、チェンジアップと変化球のよい投手です。3試合に先発し、いずれもコールドゲームながら2試合を完投。数字面では秋山投手に劣るものの、それでも高い数字を残しています。
チーム打率は3割2分と特別高いわけではありませんが、3割5分以上の打者が4人。投手の秋山も打席数は少ないながらも打率は6割超で、5回戦では本塁打を放っているほか、決勝でもタイムリーを放つなど要注意です。

好左腕がいて失点が少なく、高打率の打者を複数抱えるという二松学舎大付のチームカラーは、今夏の福岡大会でいえば真颯館のようなイメージでしょうか。西日本短大附としては多くの得点は望めそうもありませんので、大嶋投手が真颯館戦のような投球で相手に得点を与えず、勝負強い林、三宅、山口の中軸を中心に得点を奪い、逃げ切りたいところです。

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