第97回全国高校野球選手権福岡大会が開幕




 第97回全国高校野球選手権福岡大会が開幕しました。
 開会式の会場となった久留米市野球場は、朝から小雨が降りしきるあいにくの天候となりましたが午前10時から予定通りに開会式が行われました。昨年優勝校の九州国際大付を先頭に南部Aパートから北部Aパート、南部Bパートの順で各校が入場。北部66校・南部70校のあわせて136校が力強く行進しました。
2015夏開会式

 全校が入場を終えた後、九州国際大付の岩崎主将が優勝旗を返還。大会主催者・来賓などの挨拶のあと、アーチェリー競技で6月の世界ユース選手権に出場した折尾高3年・久米沙也加さんによる応援メッセージがありました。そして、有明高専の永江主将が選手宣誓を行いました。

選手宣誓2 宣誓。高校野球の大会が始まってから、長い年月が経ちました。そして今、福岡県の新たな夏のプレイボールの時。長い歴史の中で時代は大きく変わりました。しかし、私たち高校球児の野球に対する熱い思いは昔から変わらず、今も受け継がれています。ひと振りに夢を乗せて、一球に思いを込めて、すべてのプレイを全力で行う、それが震災などの苦しみを乗り越えてきた方々のために、若い私たちができることであり、また若い私たちだからこそ、できることです。相手チームや仲間への思いやりと、支えてくれた方々への感謝の心を忘れず、大好きな野球ができる喜びをかみしめながら、決して諦めず、一生懸命プレイすることを誓います。平成27年7月4日、選手代表  有明工業高等専門学校硬式野球部主将、永江俊介

 約2分間にわたる、堂々と落ち着いた宣誓に会場からは大きな拍手が寄せられました。

 開幕ゲームとなった大牟田北ー八女農の一戦は、雨が降り続く中で行われました。序盤から中盤にかけて激しく試合が動く展開となりましたが、5回裏に八女農が一気に逆転に成功すると、小林投手の粘り強い投球で大牟田北の追撃を6回の1点に抑えて接戦をものにしました。
 明日5日は北部4球場で12試合、南部4球場で11試合の計25試合が予定されており、甲子園を目指した戦いが本格的にスタートします。

<4日の試合結果>
【南部】▼1回戦(久留米)
大牟田北 011 011 000=4
八女農  020 030 01x=6

<5日の試合予定> ※赤字はシード校
【北部】
▼北九州市民 (1回戦)小倉西ー高稜/(2回戦)遠賀ー若松/戸畑ー戸畑工
▼大谷    (1回戦)折尾ー築上西/(2回戦)西田川ー近大福岡/小倉南ー東鷹
▼筑豊緑地  (2回戦)玄界ー常磐/東海大五ー田川/古賀竟成館ー嘉穂東
▼光陵グリーン(2回戦)飯塚ー苅田工/光陵ー宇美商/新宮ー稲築志耕館

【南部】
▼春日公園  (1回戦)福岡西陵ー山門/伝習館ー柳川/(2回戦)明善ー香椎
▼桧原    (1回戦)ありあけ新世ー西南学院/(2回戦)朝倉光陽ー福岡大大濠/福工大城東ー久留米高専
▼久留米   (1回戦)筑陽学園ー福岡講倫館/(2回戦)九産大九州ー糸島
▼大牟田延命 (1回戦)玄洋ー八女工/(2回戦)福岡舞鶴ー福岡工/三池工ー久留米学園







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