夏の甲子園では2回戦で沖学園を破った大阪桐蔭が史上初の2度目の春夏連覇を達成しましたが、早くも来年春のセンバツにつながる第143回九州地区高校野球福岡大会が25日(土)に開幕します。南北各4校による県大会は9月29日(土)から久留米市野球場で行われ、決勝は10月7日(日)に予定されています。優勝、準優勝の2校が10月25日(土)から熊本で行われる九州大会に出場します。
 シード校は選手権大会出場の沖学園、折尾愛真のほか、北部は真颯館(北九州地区新人大会優勝)、鞍手(福岡中央地区新人大会優勝)、飯塚(同準優勝)、南部は福岡(福岡地区新人大会優勝)、西日本短大附(筑後地区新人大会優勝)、久留米商(同準優勝)の8校。前チームの主力が残る九州国際大付、東筑、福岡大大濠、筑陽学園なども優勝争いに加わってきそうです。1カ月以上にわたって行われる大会だけに、大会期間中に力をつけながら上位進出を果たすチームにも注目です。

【Aパート】南部ではシード・久留米商が小屋松と牛島、春日が長身右腕・坂元と前チームの主戦投手が健在で、県大会出場の有力候補。北部は飯塚を破って福岡中央地区新人大会を制した鞍手に加えて、今夏主戦として活躍した右腕大庭のいる自由ケ丘、強打を誇った前チームで1年生ながら4番に座った久木田、1番木村などが残る小倉工、同じく今夏北福岡大会4強のチームから本田、石橋の中軸が残る小倉などが上位をうかがいます。

【Bパート】南部は近藤・神宮の中軸に、右腕江崎がチームを牽引する西日本短大附が頭一つ抜きんでた印象。筑後地区新人大会で西日本短大附に敗れた柳川、祐誠などがどこまで迫れるでしょうか。北部はエース下村、長打力のある葛城など今春の九州大会を制した投打の柱が残る九州国際大付が有力。左腕重田、4番藤木が中心の東海大福岡、2年生主体で今夏北福岡大会準々決勝まで進出した鞍手竜徳、甲子園出場メンバーから選手が大きく入れ替わる折尾愛真の戦いぶりも注目です。

【Cパート】南部は激戦区となりました。今夏南福岡大会4強の福岡大大濠は、主戦として活躍した1年生左腕の深浦に、長打力のある星子、溝田、守備の要・山城などが中心となり優勝候補の一角。福岡地区新人大会準優勝の東福岡、同ベスト4の福工大城東などは夏までの主力が抜けましたが、層の厚さで上位を狙います。メンバー一新となる沖学園は、前チームから2年生が多く残る福岡第一と初戦を戦います。北部は、北九州地区新人大会を制したシード・真颯館が中心。丸林、持丸など前チームから残る中軸に力があります。今春センバツ出場を経験した和久田、江藤、藤原などがいる東筑、その東筑を今夏初戦で破った時の荒牧、船越の1・2番コンビが率いる北九州などが県大会争いの主役となりそうです。

【Dパート】南部のシードは福岡。軟投派左腕・轡水を軸に、福岡大大濠、東福岡などを破って福岡地区新人大会で優勝。今春に続く県大会出場を狙います。筑陽学園は西―進藤のバッテリーに、打線では長打力のある江原らが前チームから残り、昨秋に続く九州大会出場を目指します。北部は今夏北福岡大会準優勝のシード飯塚が中心となりそうです。北九州地区新人大会ベスト8の北九州市立、福岡中央地区新人大会ベスト4の古賀竟成館なども上位をうかがいます。