夏の甲子園はベスト4が出揃い、大詰めを迎えていますが、福岡の高校野球界は秋に向けて動き出しています。
 8月3日以降、各地区で行われていた新人大会の決勝が18日に行われ、福岡地区は福岡、筑後地区は西日本短大附、北九州地区は真颯館、福岡中央地区は鞍手がそれぞれ優勝しました。この4校に筑後地区準優勝の久留米商、福岡中央地区準優勝の飯塚、選手権大会出場の折尾愛真と沖学園を加えた8校をシードとする秋季大会の抽選が22日(水)に行われ、25日(土)から秋の九州大会(10月20日~熊本)を目指した福岡大会が始まります。

 福岡地区は福岡が優勝。シード校としてのぞんだ今夏はベスト8を目前に大牟田に敗れましたが、主戦として活躍した轡水・関の両投手が残り、福岡大大濠、東福岡を破って頂点に立ちました。同校は今春も県大会に出場するなど力を付けてきており、秋季大会の戦いぶりも注目されます。東福岡は主力が大幅に入れ替わりましたが、選手層の厚さを感じさせる準優勝。ベスト4の福岡大大濠は1年生左腕の深浦投手のほか、星子・溝田・山城など夏ベスト4の主力が残り、秋季大会では有力な一校となりそうです。もう1校のベスト4・福工大城東も、夏の初戦敗退から巻き返しを図ります。
 筑後地区は西日本短大附が久留米商を破って優勝。前チームから近藤、神宮の中軸に、右腕江崎が残り、こちらも秋の有力校。久留米商は野手の主力は抜けたものの、前チームからマウンドを守る小屋松、牛島の2人に期待が集まります。

 北九州地区は真颯館と九州国際大付が優勝を争い、真颯館がきわどく競り勝って優勝。森田・持丸・丸林・柳と上位打線の主力がそっくり残る真颯館、右腕下村、左のスラッガー葛城と今春の九州大会を制した投打の柱が健在の九州国際大付の2校が、まずは秋の北部を引っ張りそうです。ベスト4の小倉工は新チームも打力がありそう。本田、石橋の中軸が残る小倉、和久田・江藤・藤原・手嶋など今春センバツ経験者がチームをけん引する東筑も引き続き注目されます。
 福岡中央地区は、前チームのレギュラーが多く残る鞍手が制しました。準優勝の飯塚も夏の北福岡大会決勝で敗れた悔しさを知る野手が多く残ります。今夏、折尾愛真を苦しめた玄界がベスト4入り。秋も旋風を巻き起こせるでしょうか。早々と敗れた東海大福岡鞍手竜徳なども秋に向けて巻き返してくるでしょう。