第141回九州地区高校野球大会の第2日は24日、2回戦5試合が行われベスト8が出そろいました。この日、初戦を迎えた福岡1位の東筑は興南(沖縄2位)と対戦、4-1で勝ち準々決勝に進出しました。東筑が九州大会で勝ち星を挙げたのは、2003(平成15)年の秋以来、実に14年ぶりとなりました。

 KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎の第3試合に登場した東筑は、エース石田投手が先発。興南は、前日に引き続き左腕の藤木投手が先発のマウンドに上がりました。試合は予想通り投手戦となりましたが、東筑が3回に2点を先制。石田投手はヒットを許しながらも決定打を許さず5回まで2点のリードを保ちます。その後、6回に1点を失いましたが、7回に貴重な2点を加えた東筑がそのまま押し切りました。石田投手は9安打を許しながらも四死球を1つに抑え、持ち味の粘り強い投球で完投。打線も興南を下回る8安打でしたが、長打3本で効率良く得点につなげる東筑らしい試合運びを見せました。快勝と言ってよいと思います。

 準々決勝は優勝候補の神村学園(鹿児島1位)と対戦します。今春九州大会の優勝校で、夏の甲子園では3回戦で明豊と延長12回の熱戦の末、逆転サヨナラ負け。そして秋も鹿児島大会6試合で54得点を挙げるなど強打で優勝、九州大会春秋連覇を狙う強豪です。東筑は石田投手が連投となりますが、昨年も福岡大大濠の三浦投手が連投の準々決勝で鹿児島実を完封、センバツ出場を引き寄せました。石田投手が3点以内に抑え、打線が持ち前の勝負強さで4~5点をもぎ取りたいところ。神村学園の中里投手は初戦でも立ち上がりにピンチを招いており、序盤の好機を確実に生かし主導権を握りたいところです。「事実上の決勝戦」というのは言い過ぎかもしれませんが、ここを突破すれば頂点も見えてくると思います。

 2回戦の残り4試合は、サンマリンスタジアムの第1試合で、明豊(大分1位)が17安打の猛攻で鹿児島実(鹿児島2位)を10-1と圧倒。第2試合では長崎商(長崎2位)の桝屋投手が、佐賀学園(佐賀1位)を2安打に抑えて完封勝ちを納めました。
 SOKKENスタジアムの第1試合は、地元の富島(宮崎2位)が熊本1位の文徳を4-1で下し、3度目の九州大会出場で初勝利。2010(平成22)年以降、毎年のように秋季九州大会でベスト4以上に名を連ねてきた熊本勢ですが、今年は2校とも初戦で敗退となりました。第2試合は創成館(長崎1位)が、1回戦で九州学院を破った都城東と対戦。2回に4点を奪って序盤から主導権を握ると中盤にも追加点を挙げ、7回コールドで長崎商とともに準々決勝へ勝ち上がりました。

 大会3日目は準々決勝4試合が行われ、ベスト4が出そろいます。東筑はSOKKENスタジアムの第2試合で神村学園と激突します。

【大会第2日の結果】
◆2回戦(サンマリンスタジアム)
明  豊 332 010 1=10 (H)17
鹿児島実 001 000 0
=1  (H)8
<7回コールド>
【明】寺迫【鹿】吉村→立本

◆2回戦(SOKKENスタジアム)
文徳 000 000 001=1 (H)5
富島 000 001 30X=4 
(H)6
【文】津川→岩田 【富】黒木将

◆2回戦(サンマリンスタジアム)
佐賀学園 000 000 000=0 (H)2
長崎商  130 010 00X=5 
(H)8
【佐】池田→永渕 【長】桝屋

◆2回戦(SOKKENスタジアム)
都城東 001 000 0=1 (H)5
創成館 041 021 X=8 (H)7
<7回コールド>
【都】横山→武藤 【創】川原→戸田

◆2回戦 (サンマリンスタジアム)
興南 000 001 000=1 (H)9
東筑 002 000 20X=4 (H)8
【興】藤木→又吉→宮城【東】石田

【大会第3日の試合予定】
 <KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎>
  ◆準々決勝 創成館(長崎1位)ー沖縄尚学(沖縄1位)
  ◆準々決勝 長崎商(長崎2位)ー富島(宮崎2位)
 <SOKKENスタジアム>
  ◆準々決勝 延岡学園(宮崎1位)―明豊(大分1位)
  ◆準々決勝 神村学園(鹿児島1位)―東筑(福岡1位)