第140回九州地区高校野球大会(春季九州大会)は25日(火)に準々決勝4試合が行われました。福岡県勢で勝ち残った福岡大大濠、九産大九州はいずれも敗れ、5校が出場した県勢は準決勝を前に、すべて姿を消しました。

 福岡大大濠は、昨秋九州大会準々決勝に続いて鹿児島実(鹿児島2位)と対戦。エース三浦投手が登板せず4投手による継投を見せましたが、3回までに5点を失い、勝負ありました。中1日での登板が可能な準決勝までは三浦投手で行くかなと予想していましたが、ここで控え投手陣を登板させてきました。思い返せば福岡大大濠は昨年も秋から濱地投手がほぼ一人で投げ抜いてきましたが、やはり春の九州大会準々決勝で米村投手が先発。準決勝を挟んで、決勝では再び米村~三浦の継投で優勝を果たしました。スタミナには定評のある三浦投手ですが、センバツからの疲労蓄積への配慮や、連戦となる夏、さらに秋以降を見据えての判断だったのかもしれません。
 経験の浅い投手陣の6失点は仕方ない面があるにせよ、打線も9回に1点を返して完封を免れるのがやっと。初戦の明豊戦では10点を奪い、福岡ではトップレベルの打線ですが、九州大会・全国大会の上位での戦いになると力強さに欠けるという印象をぬぐえません。三浦投手が登板を回避したセンバツ準々決勝も防戦一方でしたが、三浦投手を欠いた時、あるいは序盤に失点をして追いかける展開となった時の戦いに、一抹の不安を残します。

 九産大九州は敗れはしましたが、沖縄2位の美里工と互角の戦いを演じました。この日先発した右の村上、前日の佐賀北戦で1失点に抑えた左の吉田、完投能力のある2人の投手を揃える守りのチームです。打線も一発のある権藤、石川ら中軸を中心に、上位から下位までコンパクトな打撃を見せます。投手陣は前チームのエース・岩田投手ほどの絶対的な安定感はないものの、一方で2~3点のビハインドであれば追いついてくれる打線が背後にいる、そんな印象を受けます。

 ベスト4は鹿児島勢2、沖縄勢1に秀岳館。今大会5校が出場した福岡県勢は、ベスト4に残れませんでした。センバツ帰りで調整の難しい2校はともかく、予選を勝ち抜いて出場した3校のうち1校はベスト4以上に残ることを期待していましたが、残念な結果にとなりました。

【第3日】(4月25日・火)
◇準々決勝(沖縄セルラースタジアム那覇)
福大大濠 000 000 001=1
鹿児島実 104 000 10x=6

◇準々決勝(沖縄セルラースタジアム那覇)
九産大九州 000 201 000=3
美里工   001 030 00x=4

◇準々決勝(コザしんきんスタジアム)
秀岳館  000 000 030=3
沖縄尚学 100 000 000=1

◇準々決勝(コザしんきんスタジアム)
神村学園 000 030 000=3
美来工科 000 000 000=0