【観戦記】九国大付11-1真颯館(秋季大会2回戦)




15安打を放った九州国際大付が11得点をあげて真颯館を圧倒した。

1点を追う九州国際大付は3回一死後、柴原が中前打で出ると、牟禮のときにヒットエンドランが決まり(左前打)一、三塁。続く平間の右前打で追いついた。なおも一死一、三塁から雪野三振の時に重盗が決まり勝ち越すと、城野の左前打で二死一、三塁とし、吉田の右中間三塁打で2点を追加。代打伊藤の二ゴロ失で吉田も還り、この回5点を奪った。4回は二死から牟禮がレフト右を破る二塁打で出塁し、打者平間の時に2つの暴投で生還した。

3回裏九国大付一死一、三塁 平間が同点の右前適時打を放つ

6回は一死後、牟禮が三塁内野安打で出ると、平間の右前打で一、三塁とし、雪野の右前適時打でまず1点。なおも一死一、二塁から城野右飛のあと、吉田の中前打で平間が生還し8点目を奪うと、代打鰐口が中越えランニング本塁打を放って3点を追加してコールド勝ちを決めた。

真颯館は初回、後藤が中前打で出塁し、中川が送って一死二塁。打者・原田(昊)の時に暴投で三進し、原田の中前打で先制した。3回も二死二塁と好機をつくったが無得点に終わり、逆転された4回以降は渡邉~山口の継投の前に無安打に抑えられた。

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第157回九州地区高校野球福岡大会 2回戦
(2025年8月31日・日/桃園球場)
チ    一二三四五六七八九 計HE 球犠振盗残
真颯館  100000    141 42605
九国大付 005105x     11150 10325

  真颯館 年 打安点 1 2 3 4 5 6  
(二遊)後藤➁ 210 中安一一一ゴ一一四球
(遊)中 川➁
110 投犠一一右安一一死球
二 枝 吉② 000

(投右)原田➁ 211 中安一一投犠一一三振
(中)稲 見➁ 200 四球一一左飛一一一一遊ゴ
(捕)千々和➁ 310 中安一一
一一一ゴ一一三振
(一投)原田② 300 二直一一一一三ゴ一一三振
(三)山 口➁ 100 一一三振一一死球 
(左)中 村➁ 200 一一遊ゴ一一三振 
(右一)池田➁ 200   遊直一一一一三振 
投手  回 安球振責 数
原田昊  5.2  141310 106
原田  0 1001 3
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 九国大付 年 打安点 1 2 3  4  5   6
(中)牟 禮➁ 430 遊ゴ一一 左安 左2   三安一一
(三)平 間
331 右安一一 右安 死球一一 右安
(右左)雪野➀ 421 遊安一一 三振 三飛   右安

(捕)城 野➁ 410 三直一一 左安   三直 右飛migi一一一
(遊)吉 田➀ 423 一一右飛 中3一一 三振 中安
(左)松 川➀ 100   三振
打右 伊藤② 210      二失 一一中安な一一
打 鰐 口➁ 113            中本
(一)中 島➀ 310 一一右飛 捕邪一一 左安一一
(投)渡 邉➁ 200      ニゴ 遊ゴ
投 山 口➀ 100         三邪
(二)柴 原➁ 310      中安 投ゴ   三ゴ
投手 回 安球振責 数
渡邉  4.2  4431 66
山口  1.1  0030 17
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▼試合時間/9:22~10:57 ※公式記録ではありません
※打者名の下線は左打ち、投手名の下線は左投げ、打撃成績の下線は打点あり

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夏の準優勝メンバーを多く残し、今大会でも優勝候補の一角にあげられている九州国際大付の初戦。相手は8月の新人大会で逆転サヨナラ勝ちで辛くも退けた真颯館だったが大差での決着となった。

真颯館・原田(昊)

真颯館の先発は原田(昊)。直球にカーブで緩急をつけてくる右腕だ。外角直球の制球力もある。初回は一死から連打を浴びたが城野を三直併殺で切り抜け、2回も三人で抑えてリズムに乗るかと思われた。

ただ3回一死から柴原を打ち取った当たりがセンター前に落ち、牟禮にはカーブを引っ掛けさせたが柴原がスタートを切っており、大きく空いた三遊間を抜かれて一、三塁。平間に一・二塁間を破られて同点とされると重盗で逆転を許し、城野、吉田にも連打を浴びて4失点。2巡目に入った九州国際大付打線を抑えきれなかった。九州国際大付は研究と対策を積んできたのだろう、カーブに積極的にスイングをかけて安打を重ねた。

九国大付・渡邉

九州国際大付の先発はエース渡邉。夏の大会でも中継ぎとしてマウンドを踏んでいる右腕だ。初回は後藤、原田(昊)にスライダーを中前に運ばれて先制を許したが、なおも続いた二死二、三塁のピンチで原田(颯)のセカンド頭上を襲う当たりを柴原がジャンプ一番、好捕してピンチを救ったのが大きかった。2回以降は変化球を低めに集め、直球の伸びも出てきた印象で危なげなくゼロを重ねていった。

5回途中から登板した2番手の1年生左腕の山口は、打者4人との対戦だったが長身から投げ下ろす力強い直球で2つの三振を奪った。

九国大付・山口

守ってはショート吉田に好プレーが2つ。いずれもバウンドを合わせるのが難しい強い打球だったが、柔らかな身のこなしで半身になりながらさばいた。この日3安打の牟禮は6回、三遊間へのゴロを放ち、サード山口が腕を伸ばしてよく追いつき一塁送球したがセーフ。長打力が目立つ牟禮だが、その走力の高さも改めて見せつけた。

3回の攻撃ではヒットエンドラン、重盗と足を絡めた攻撃で揺さぶり原田攻略につなげた。柴原、平間など足の使える選手もおり、今年のチームでは機動力を生かした攻撃もできそうだ。

真颯館は3回に頼みの原田が打ち込まれて逆転を許してからは、攻守とも精彩を欠いた。この日のベンチ入りは13人。九州国際大付、飯塚、自由ケ丘などと共に北部で存在感を示してきたが、同校を率いてきた末次監督の退任が決まっており1年生は2人だけ。事実上、末次監督のもとで甲子園を目指す最後の年になる。限られた戦力で厳しい戦いとなりそうだが、ラストイヤーに賭けるその戦いぶりを来年も引き続き注目していきたい。

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