エース古川が投打にわたる活躍をみせた嘉穂が、7回コールドで田川を下した。
嘉穂は4回一死後、安元が左前打。竹川の遊ゴロで二塁送球が逸れ一死一、二塁とし、古川の左越え二塁打で2点を先制した。5回は伏貫が三ゴロ失で出塁し、小石川の投前犠打が一塁悪送球を招き無死一、三塁。吉井の右飛でタッチアップした伏貫の離塁が早く、アピールプレーで併殺となったが、二死一塁から小石川が二盗を決め、神谷の遊ゴロが一塁悪送球となる間に生還した。

6回は竹川中前打、古川右前打、浅田四球で無死満塁とし、伏貫の左前打で2人が生還。さらに重盗で二、三塁とし小石川のスクイズ(野選)で3点目。小石川が二盗を決めて再び無死二、三塁とし吉井の遊ゴロで伏貫は本塁憤死したが、神谷四球で一死満塁から早野の左犠飛で小石川が生還。この回4点をあげて試合を決めた。
4回まで無安打の田川は5回二死後、代打長野が中前に初安打を放つと、続く宮野の左越え二塁打で一気に本塁を突いたが憤死。6回は一死後、村上が三ゴロ失、池口左前打で一、二塁としたが臼井(太)が三ゴロ併殺打に倒れた。7回にも中前打で出た臼井(陸)を犠打で送り、坂本左前打で一死一、三塁としたが後続が凡退。5回以降反撃に転じたが嘉穂・古川から得点を奪えなかった。
—-
| 第157回九州地区高校野球福岡大会 2回戦 (2025年8月30日・土/筑豊緑地野球場) |
| チ 一二三四五六七八九 計HE 球犠振盗残 嘉 穂 0002140 772 34456 田 川 0000000 056 01405 嘉 穂 年 打安点 1 2 3 4 5 6 7 (中)吉 井➀ 410 中安一一一失一一 右飛 遊ゴ (三)神 谷➀ 200 一犠一一二ゴ一一 遊失 四球 (捕)早 野② 201 右飛一一一一中飛 四球 左犠 (右)安 元➀ 410 三振一一一一左安 中飛 右飛 (一)竹 川➀ 420 一一三安一一遊失一一 中安 二飛 (投)古 川➁ 422 一一三振一一左2一一 右安 左飛 (遊)浅 田② 300 一一一ゴ一一三振一一 四球 三振 (左)伏 貫➀ 312 一一一一二飛一一 三失 左安 (二)小石川➀ 101 一一一一三失一一 犠失 犠選 投手 回 安球振責 数 古川 7 5040 74 ——————————————————– 田 川 年 打安点 1 2 3 4 5 6 7 (右)村 上➁ 300 遊ゴ一一三振一一一一三失 (中)池 口➁ 310 遊ゴ一一一一中飛一一左安 (捕)臼井太② 300 投飛一一一一一直一一三併 (遊)臼井陸➁ 310 一一遊ゴ一一一邪一一一一中安 (三)枝 元➁ 200 一一一失一一一一三振 (三 永 松➀ 000 一一一一一一一一一一一一投犠 (投)坂 本➁ 310 一一中飛一一一一中飛一一左安 (一)原 田② 100 一一二ゴ (打一 長野➁ 210 一一一一一一一一中安一一二飛 (左)宮 野② 310 一一一一左飛一一左2一一左飛 (二)土 生➁ 200 一一一一三振一一一一三振 投手 回 安球振責 数 坂本 7 7245 115 ——————————————————- ▼試合時間/12:15~13:51 ※公式記録ではありません ※打者名の下線は左打ち、投手名の下線は左投げ、打撃成績の下線は打点あり |
—————-
前チームから古川-早野のバッテリーが残る嘉穂と福岡中央地区新人大会ベスト4田川の対戦は、序盤から嘉穂が毎回のように走者を出し優位に試合を進めた。

田川の先発坂本は、直球のスピードはさほど感じられないがスライダー、カーブを低めに集めて打ち取っていく投球が持ち味。3回まで毎回のように走者を出しながら粘り強く投げていたが、4回に失策も絡んで2失点。5回は自身の一塁悪送球も含めて3つの失策で追加点を許すと、疲れも見え始めた6回は3安打2四球で4失点。スライダーがワンバウンドになるなど制球に苦しみ、ストライクを取りにいった球を痛打された。
痛かったのが守りのミス。変化球を引っ掛けさせた三ゴロ、遊ゴロが失策となり、坂本の足を引っ張る形となった。一方でけん制球で走者を二度刺し、タッチアップに際してはアピールプレーで併殺にとるなどたびたびピンチを救うプレーもあった。捕手の臼井(太)はワンバウンドになる変化球をしっかりと体で止めるなど好守も見られた。

嘉穂のエース古川は直球にスライダー、チェンジアップを交える。よく腕が振れており、一度浮き上がって落ちてくるようなスライダー、チェンジアップが効果的だった。田川打線の早打ちにも助けられて4回までは全て10球以下で打ち取り、失策による走者を一人出しただけ。チームに流れを呼び込む投球をみせた。
ただ、田川打線も完ぺきに抑えられていたわけでなく、少しでも甘く入った球は芯でしっかりと捕えてきた。5回は代打長野が直球を叩いて投手足元を抜く初安打を放つと、宮野はレフト頭上を破る大きな二塁打。長野が本塁寸前で憤死して得点はならなかったが、6回にも池口が直球を三遊間に運び、7回にも2本の安打を放つなど、再三にわたって塁上を賑わせた。放った5安打は全てクリーンヒット。宮野は第一打席もレフト頭上を襲う大きな一打を放つなど、アウトになったなかにも芯で捕らえた打球が複数あった。
ただ中盤の失点が大きく、ようやく反撃に転じたところで試合が終わってしまった。競った展開であれば、田川にも終盤チャンスがあったと思わせる試合だった。

嘉穂はバッテリーとショート浅田以外の6人が1年生。内野に二つの失策があり、二度けん制で走者が刺され、タッチアップで離塁が早くアウトになるなどミスも目立った。それでも試合に勝ったことで、すべて経験として次に生かせる形となった。


Leave a Reply