福岡県代表・西日本短大附と静岡県代表・聖隷クリストファーが対戦する2回戦は、大会10日目(8月15日予定)の第2試合に行われます。
聖隷クリストファーは春夏通じて初出場ですが、率いるのは浜松商を春夏4度甲子園に導くなどの実績を持つベテランの上村敏正監督。チーム打率は.333で、特に1~5番は.350以上と当たっています。1回戦の明秀日立戦は9安打のうち8本が単打。6犠打を決めるなど、確実に走者を得点圏に送ってくるのが基本的な攻撃パターンです。盗塁も7試合で2つにとどまり、長打や機動力などで一気に得点を重ねる威圧感はさほど感じません。中野、原投手が持ち前の制球力を駆使して厳しくコースを突いていけば、大きく失点することはないと予想しています。
勝負のポイントは、西日本短大附打線が2年生エースの高部投手をどう攻略するかでしょう。高部投手は初戦で最速145キロの計測した直球に、鋭く落ちるカットボールを武器とする本格派左腕。弘前学院聖愛の芹川投手は直球の球速は120キロ台ながら厳しく左打者の内角を突き、外に逃げていくスライダーで打たせてとっていくタイプでしたが、高部投手は細かな制球にこだわるより、思い切り腕を振って投げ込むことを重視するタイプに見えます。ただそれゆえに、初戦では甘く入ってくる球も散見されました。
西日本短大附の各打者は、140キロ半ばの速球であれば振り負けずに打ち返す力があります。力勝負での打棒は全国上位クラス。狙い球を絞り、甘く入ってきたところを叩きたいところ。ただ、直球・カットボールがコーナーいっぱいに決まるようであれば打ちあぐむのは必至で、高部投手がリズムに乗る前に得点を奪えるかがカギになりそうです。
打線は初戦6安打。奥、井上、斉藤、安田の各選手が初戦ノーヒットでしたが、奥選手はうまくミートした中直(犠飛)があり、バントも一つ決めています。安田選手もアウトにはなりましたが、センター後方に大きな当たりが2本とバットは振れています。井上、斉藤の両選手は芹川投手にはタイミングが合いませんでしたが、速い球には強い打者。この二人に当たりが戻れば、打線がぐっと厚みを増します。2回戦のキーマンとなりそうです。
強敵には違いありませんが全国制覇を目標に掲げている以上、横浜や健大高崎、東洋大姫路、花巻東といった強豪と対戦する前に負けるわけにはいきません。最後は地力の差を見せて勝ってくれることを信じています。

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