4強(西短,福岡工,九国大付,東筑紫学園)の成績と準決勝展望




第107回全国高校野球選手権福岡大会は25日㈮に準決勝が行われます。ベスト4に残った各校のここまでの成績を見ながら、試合の行方を展望してみたいと思います。

▽第1試合(10:00)西日本短大附×福岡工

強力打線が看板の西短大附ですが、ここまで4試合1失点の投手陣の充実が目に留まります。5回戦から本格的に始動したエース中野は福大若葉戦、東福岡戦と圧巻の投球をみせました。チーム打率.310も昨年の準々決勝終了時点(.415)と比べると物足りませんが全体的によくバットが振れている印象で、投打とも好調を維持して準決勝にのぞめそうです。

西短大附・中野

準決勝の先発は順番的には中8日で休養十分の左腕・原投手になります。3、4回戦をほぼ一人で投げ切り無失点。福岡工はここまで左投手との対戦は3回戦(三井・高橋投手)だけで、この時も5回まで2点と苦しみました。一方で、福岡工の勢いを警戒して中野投手の先発も十分あり得そうです。東福岡戦は78球で完投、中2日空いているため疲労の状況次第ではここから先、エースに託すことも考えられます。

福岡工・松尾

福岡工はこれまでの6試合、複数の投手が先発し、最後にエース松尾投手につなぐ継投を多用してきましたが、大一番のここは松尾投手の先発でしょうか。ただ、ノーシードから勝ち上がってきた福岡工はすでに6試合を戦っており、300球以上を投げている松尾投手をはじめ投手陣の疲労が懸念されます。しかも対するのは西短大附の強力打線。ある程度の失点は避けられそうもありません。このため、福岡工打線がどこまで西短大附の投手陣を打ち込めるかが勝利のカギを握りそうです。準々決勝で5安打を記録した1番川崎のほか、赤川・井田の中軸打者も4割以上の打率を残していますが、さらに得点を重ねるには得意の足を絡めた攻撃や下位打線の奮起も求められます。

投打とも充実し、余力をもって勝ち上がってきた西短大附の優位は動きませんが、折尾愛真・久留米商などシード校との厳しい試合をものにしてきた福岡工は、その勢いも駆っての総力戦に勝機を見出したいところです。

 

 

▽第2試合(13:00)九国大付×東筑紫学園

九国大付・牟禮

秋・春と不本意な成績が続いてきた九州国際大付が戦力を整えて準決勝まで勝ち上がってきました。投手陣は山田、渡邊の両右腕に安定感があり、抑えには準々決勝で146キロを計測した山本投手が控えます。ここまで4試合で失点3ですが、どちらかといえば守備型のチームとの対戦が多く、強打を誇る東筑紫学園との対戦は優勝を目指す上での試金石となります。

課題だった攻撃面では、1番に入る牟禮がここまで2本塁打と復調。試合の流れを変える一発が打て、相手投手にとって大きな脅威となっています。淵上・城野のほか1年生の吉田も打率は4割を超え、打線をけん引します。同じく1年生で3番に座る岩見はここまで際立った活躍はみせていませんが、それでも打率は3割を超え4打点を記録。厚みを増した打線が投手陣を援護してきました。

東筑紫学園・津田

福大大濠の好投手・志村を打ち崩してきた東筑紫学園の打率.357は4強の中でトップの数字を誇ります。小野から中東、九木田、岡野、城丸と続く上位打線の各打者は長打力を秘め、好機での勝負強さも目を引きます。福翔戦、福大大濠戦はいずれもリードを許す展開でしたが、そこから試合をひっくり返す逞しさもあります。

投手陣は津田、渡邊の両右腕ですが、福大大濠戦で153球を投げて完投し、ここまで300球以上を投げているエース津田投手の疲労具合が懸念材料。それだけに渡邊投手の役割も重要になりそうで、打線も早めに得点を奪って投手陣を楽にしたいところ。東筑紫学園の打線と九州国際大付の投手陣、その対決が大きなポイントになりそうです。

酷暑のなかでの試合が続いており、準々決勝では疲労からか調子を落としている投手も目につきました。残り2試合は、暑さとの戦いにもなりそうです。

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