【観戦記】筑前2-0福翔(福岡地区大会1回戦)




筑前・瀧聞、福翔・沼島の両先発による投手戦が展開されたが、押し気味に試合を進めた筑前が8回に2点を勝ち越して逃げ切った。

筑前は8回、櫻木が右前打で出ると松田も左前打で続き無死一、二塁。ここで登板した福翔・大坪の二塁けん制が乱れる間に櫻木が三進し、木下三振の時に松田が二盗を決めて一死二、三塁。続く代打・咲本が福翔3番手の中島からセンター前に落として櫻木が生還した。なおも一死一、三塁で打者瀧聞のとき、一走の咲本がディレードスチールを仕掛け、中島からショートへの送球が乱れる間に三塁から松田が還って2-0とした。

8回表筑前一死二、三塁 咲本の中前打で櫻木が生還

筑前は初回先頭の波佐が中前打、前田が送って一死二塁としたが後続が凡退。3回も先頭の丸山が三塁線を破る二塁打で出塁したが、小河の送りバントで三塁憤死。その後も4回一死一、二塁、7回二死満塁と再三得点圏に走者を送りながら得点できなかったが、疲れが見え始めた沼島に8回連打を浴びせて降板に追い込み、勝負をつけた。

4回まで1安打の福翔は5回、中前打で出た鶴田を浦田が送ったが後続が凡退。6回は一死後、江崎が中前打で出塁したが二盗に失敗。7回は二死から四球を選んだ鶴田が暴投で二進したが浦田が投ゴロに倒れ得点できなかった。

2点を追う8回は一死から横田が三ゴロ失、中島が打撃妨害で一、二塁としたが江崎投ゴロ、代打松永は三振。9回も柴田と鶴田の安打などで一死一、二塁と粘ったが浦田が三ゴロ併殺打に倒れ、ホームが遠かった。

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第12回福岡地区高校野球大会 1回戦
(2025年4月12日・土/雁の巣野球場)
チ   一二三四五六七八九 計HE
筑 前 000000020 281
福 翔 000000000 062

  筑 前 年 打安点   福 翔 年 打安点
(中)波 佐➂ 310 (右)江 崎➂ 420
(三)前 田② 400 (左)上 川➂ 300
(右)櫻 木 410  打 松 永➂ 100

(遊)松 田➂ 430  投 石 原➂ 000
(左)木 下➂ 300 (遊)柴 田➂ 310
(一)中 田② 300 (三)浅 田② 410
打一 咲本➂ 111 (中)鶴 田③ 320
(投)瀧 聞 400 (一)浦 田③ 300
(捕)丸 山② 420 (二)木 村② 300
(二)小 河 300 (捕)横 田③ 300
ーーーーーーーーーー  (投)沼 島③ 200
ーーーーーーーーーーー 
投 大 坪② 000
ーーーーーーーーーーー  投 中 島② 000
ーーーーーーーーーーー  走左 財津➂ 000

球犠振盗残       球犠振盗残
41549       21706
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投 手 回 安球振責 投 手 回   安球振責
瀧聞  9 6270 沼島   7.0  7320
ーーーーーーーーーーー大坪   0.1  0010
ーーーーーーーーーーー中島   0.2  1010
ーーーーーーーーーーー石原     1  0110
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▼試合時間/14:30~16:44 ※公式記録ではありません
※打者名の下線は左打ち、投手名の下線は左投げ

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筑前・瀧聞

筑前の先発・瀧聞は小柄な2年生左腕。直球を両サイドいっぱいに決めスライダー、大きな弧を描くカーブを交えながら緩急をつけた投球をみせた。7つ奪った三振のうち3つが直球の見逃し三振。厳しいコースに決まり、福翔の打者は手が出なかった。与えた四死球も2つだけ。8回は一死一、二塁のピンチを背負ったが江崎を投ゴロ、代打松永は低め直球で見逃し三振。9回一死一、二塁も浦田を三ゴロ併殺打に仕留めて完封した。

福翔・沼島

福翔もエース沼島が先発。直球にスライダーのコンビネーションが持ち味だが、この日はスライダーがよく低めに制球されていた。4回一死一、二塁では中田をスライダーで三振。瀧聞に対しても最後はスライダーを連投して二ゴロに打ち取った。さらに6回二死二塁では木下をやはりスライダーで空振り三振。自信を持っている球なのだろう、ここぞという場面で多投してピンチを逃れた。球数が100球に近づいた7回に2つの四球を出し、8回に連打を浴びたところで降板した。

2番手の大坪は低い姿勢から始動する右スリークオーター。無死一、二塁からバントを試みた木下を1-2と追い込んだあと、二塁へけん制球を送ったがサイン違いか野手がベースに入っておらず、ボールがセンター方面に転々とする間に二塁走者が三塁へ。木下を変化球で三振にとった時に松田が二盗を決め、一死二、三塁。代打咲本が告げられたところで福翔ベンチは中島を3番手として投入した。

大型左腕の中島はいきなり3ボールとしたが直球で2つストライクを取ると、最後も力のある直球で咲本のバットを押し込んだ。フラフラと上がった打球はセカンドとセンターの間へ。通常の守備位置ならセカンドが回り込んで捕球していた当たりだったが前進守備を敷いていたため、ポテンヒットとなった。さらに次打者・瀧聞に初球を投じる前、一走の咲本がスルスルと二塁へ。挟殺プレーの間に三走の本塁突入を狙ったディレードスチールを仕掛けた。慌てた中島のショートへの送球が乱れ、大きな2点目が入った。

筑前は4番松田が3安打。4回はスライダーをセンター右に運ぶ二塁打。6回はスライダーをうまくあわせ、セカンド左を破る巧打をみせた。8回無死一塁では3-1からヒットエンドラン、レフト前に運んでチャンスを広げた。

福翔では5番鶴田が2安打。いずれも瀧聞の直球をセンターにはじき返すクリーンヒット。9回一死一塁ではファールで4球粘った末の中前打で、しぶとさを見せた。江崎も2安打を放つなど得点圏に四度走者を進めたがあと一本が出ず、力投を続けた沼島を援護できなかった。

 

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