第97回選抜高校野球大会に出場している九州地区代表の西日本短大附は大会9日目の26日㈬、準々決勝で横浜(神奈川)と対戦、1-5で敗れ準決勝進出はなりませんでした。
【試合経過】—————————-
序盤リードを許した横浜が5回以降に底力を発揮、逆転で西日本短大附を下した。
1点を追う横浜は5回一死後、左前打で出た池田を駒橋が送り、江坂の左前適時打で追いついた。6回は今村が左前打で出塁すると奥永が送り、為永の右前適時打で勝ち越し。為永も二盗と暴投で三進し、阿部の左前打で生還した。さらに奥村も中前打で続き一死一、三塁。ここで登板した梶原のボークで阿部もホームを踏んで、この回3点を加えた。7回にも左前打で出た駒橋を送り、今村の中前打で一死一、三塁から奥村(凌)のスクイズでリードを広げた。
西日本短大附は2回、四球で出た安田を山下が送り、湯山の左前打で先制した。3回も奥が左前打で出塁、藤本が送って一死二塁としたが斉藤が左飛、佐藤が三邪飛。5回は一死から奥が二ゴロ失(悪送球)で出塁したが盗塁に失敗(三振併殺)して追加点をあげられなかった。6回以降は、代わった奥村(頼)から走者を一人も出すことができず、反撃のきっかけをつかめなかった。
| 第97回選抜高校野球大会準々決勝 (2025年3月26日・水/阪神甲子園球場) |
| チーム名 一二三四五六七八九 計HE 西短大附 010000000 140 横 浜 00001310x 591 西短大附 年 打安点 横 浜 年 打安点 (中) 奥 ➂ 420(二)奥村凌 ➂ 201 (二)藤 本➂ 200(三)為 永 ➂ 411 (右)斉 藤③ 300(中)阿 部 ➂ 411 (一)佐 藤③ 400(右投)奥村頼➂ 410 (左)安 田③ 300(一)小 野 ② 410 (捕)山 下③ 200(遊)池 田 ② 310 (遊)湯 山② 321(捕)駒 橋 ➂ 210 (三)小 川➂ 300(左)江 坂 ② 211 (投)山 口③ 100(投)織 田 ② 100 ー投) 原 ➂ 100 右 今 村 ➂ 220 ー投)梶 原② 000 ー投)中 野➂ 100 振球犠盗残 振球犠盗残 100304 00413 ————————————— 投 手 回 安球振責 投 手 回 安球振責 山口 3 1000 織田 5 4501 原 2.1 6004 奥村頼 4 0500 梶原 1 2001 中野 1.2 0000 ———————————————- ▼試合時間:11:23~12:58/観衆:22,000人 ※名前に下線のある選手は左打ち(投手は左投げ) |
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前半は横浜と互角にわたりあった西日本短大附だったが、左腕エース・奥村が登板した6回以降は防戦一方となり善戦及ばず敗れた。
西日本短大附は初回、奥が中前打で出塁すると藤本が送り、幸先良いスタート。この回は得点できなかったがリズムよく試合に入ることができた。すると2回に一死二塁から湯山の左前打で先制。3回も奥が左前にはじき返して藤本が送る得点パターンを作り中軸に回すなど、5回まで毎回走者を出して攻勢をとった。

先発のマウンドは2回戦の山梨学院戦で160球近くを投げたエース中野ではなく、背番号10の右腕・山口。西短は昨秋の公式戦をほぼ一人で中野が投げてきたため控え投手の公式戦での登板は少ない。いきなりの大舞台でその経験の少なさがどう出るかと思われたが、山口は130キロ前後の直球にスライダ―を徹底的に外角低めに集めて3回を無失点。4回からマウンドに上がった2番手の左腕・原はこの回を三者凡退。5回に1点を失ったが、2人の投手は十二分にその役割を果たした。
できれば打線があと2、3点を奪って横浜の焦りを誘いたかったが、リードがわずか1点では守り切るのは難しかった。6回表からマウンドに上がった奥村に西短の中軸が三者連続三振に打ち取られて流れを持って行かれると、6回に原が犠打を挟んで4連打を浴びて、あっという間に3失点。打線は奥村の前に一人の走者も出せず、そのまま押し切られてしまった。
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140キロ以上の剛球を投げる投手はいないが登板した4投手はよく投げたし、守備でも安田や小川の好プレーが飛び出し無失策で応えた。やはり敗因は打てなかったことに尽きる。右の織田に対しては対応できていた打線も、左の奥村には完全に封じられた。自慢の中軸も6打数ノーヒット。いい当たりもあったが、全国トップクラスの左腕を崩せなかった。
それでも現時点で持っている力はセンバツの3試合で出すことはできたし、その力が全国でも上位にあることは示した。全国の舞台でさらに「上」を目指すためには、何が足りないのか。それはこの試合で各選手が肌身で感じたことだろう。夏に向けて、西日本短大附の新たな挑戦が始まる。

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