5回戦 残り6試合の展望~選手権福岡大会




第106回全国高校野球選手権福岡大会は5回戦を2試合終えたところで2日連続の雨天順延となり、足踏みが続いています(16日9:20付記:16日の試合も中止となり3日連続の雨天順延となりました)。今日は5回戦の残り6試合の展望をしてみたいと思います。

チーム成績

これから5回戦を戦う12校のチーム成績は表のとおりです。チーム平均打率は3割を切る一方、チーム平均防御率は0.70。低反発バット導入の影響もあってか例年にも増して「投高打低」の傾向が顕著で、5回戦もロースコアの試合展開が予想されます。なかでも福工大城東、久留米商、飯塚、福岡大大濠の5校は防御率0.00と強力な投手陣を擁します。

■近大福岡-福工大城東(17日 9:30/北九州)
近大福岡はエース田邊、福工大城東は森~大堂の継投による投手戦が予想されます。左サイドハンドの森、140キロ超の速球を武器とする右腕の大堂、タイプの違う2投手から近大福岡がどう得点していくかがポイントになりそうで、打率5割と好調の2番平田、4番河村(悠)ら上位打線に期待が寄せられます。福工大城東も好投手の田邊からは多くの得点を望めそうにありません。小技をからめるなどして先手を取り、継投で逃げ切りをはかりたいところです。

九国大付-久留米商(17日 9:30/久留米)
昨夏も5回戦で対戦した両校による再戦。九国大付は過去3試合、左腕エース田端はここまで3イニングスのみの登板ですが、このあたりから先発としてフル稼働していくことが予想されます。打線は1番秀嶋、3番牟礼、4番三宅らは好調ですが、それ以外の打者が今一つの成績。昨年同様、堅守で3連覇を目指すことになりそうです。久留米商の先発は前の試合で温存した右サイドハンド・持地でしょうか。昨年は九国大付戦でエース中島を大会初登板させる大勝負をかけ、9回までリードを奪いました。今年も当然この試合に照準を合わせていたはずで、その戦いぶりに注目です。

各校の主要投手成績

■福岡第一-春日(17日12:00/北九州)
春日は12校中で最多の26得点ですが、3番4番に当たりが出ていないのが懸念材料。福岡第一は小刻みな継投をみせてくるだけに、追う展開になるのは避けたいところです。春日はここまでエース前田が抑え役を務め、先発陣も久保田、大石、坂口と揃っています。福岡第一としても前田が出てくる前にリードを奪って逃げ切りたいところ。先制点が試合の行方を大きく左右しそうです。

■東筑-福大若葉(17日12:00/久留米)
強打で春の北九州市長杯を制した東筑ですが過去3試合のチーム打率は2割5分に届かず、山下投手の好投に支えられての16強進出でした。強力打線がそろそろ目を覚ますか。福大若葉はチーム打率、チーム防御率とも12校のなかではもっとも低い数字ですが、接戦に持ち込んで競り勝つしぶとさがあります。中盤以降、エース格の井上につなぐのが勝ちパターンですが、球数が増えてきた井上の疲労具合も気になるところ。福大若葉は打ち合いになると分が悪く、僅差でついていき終盤勝負に勝機を見出したいところです。

■飯塚-柳川(17日14:30/北九州)
飯塚はここまで無失点、無失策と堅守で勝ち上がってきました。エース肥後も防御率0.00と万全で、右サイドハンドの野中も3回戦で好投しています。対する柳川は12校のなかで唯一、チーム打率が4割を超える強打が売り。3回戦では糸島の好投手・横山を打ち崩しました。肥後を中心とした飯塚投手陣と柳川打線、堅守と強打の対決が見どころとなりそうです。

■祐誠-福大大濠(17日14:30/久留米)
春の大会3回戦では福大大濠・柴田が9回途中まで5安打無失点におさえ、打線も15安打を放ち7-0で快勝しました。福大大濠は今大会、140キロ超の直球を持つ平川、柴田が交互に先発しており、順番通りであれば柴田の先発が予想されます。福大大濠打線は高田、柴田ら中軸をはじめよく振れており、なかでも柴田は8打数7安打4打点と絶好調。投打とも福大大濠の優位は揺るぎません。祐誠としては投手陣の踏ん張りが不可欠で、先制して焦りを誘いたいところです。

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