選手権福岡大会は6/29開幕、開会式は希望校のみ参加して実施




第106回全国高校野球選手権福岡大会の日程・開催概要が24日(金)に公表されました。6月29日(土)に開幕、決勝は7月21日(日)に北九州市民球場で行われる予定です。出場校は昨年と同じ136校135チームが見込まれています。

組み合わせ抽選会は6月14日(金)に福岡大学(福岡市城南区)で行われ、今大会も3回戦まで南部・北部にわかれて実施、勝ち抜いた南北16校(合計32校)によって県大会が開催されます。

また、開会式は前年までの一律参加から希望したチームのみが参加する形に変更し、1校ずつの入場行進は行わないことも発表されました。福岡県高校野球連盟はその理由について「遠方から参加する学校の負担への配慮」「期末テストの期間と被っている学校への配慮」「熱中症対策」を挙げています(スポニチアネックスより)。

2019年の福岡大会開会式(北九州市民球場)

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全校が一堂に会する開会式が開催されたのは過去10年で3回のみ。梅雨末期にあたる6月下旬~7月上旬は雨の日が多く、また近年は警報級の豪雨も増えていることから、なかなか実施が見通せません。加えて、開会式の目玉であり選手にとっては晴れ舞台となる入場行進が行わないとなれば、参加に意義を見出せずに辞退するチームが増えることも予想されます。

どのような経緯で規模縮小の結論に至ったのか分かりませんので何とも言えないところですが、2019年の開会式は精華女子高(福岡市)の吹奏楽部・ダンス部の演出もあって非常に素晴らしいものだっただけに、ファンとしては残念のひと言に尽きます。

2014年以降の開会式の実施状況
会場 天気 実施状況
2023 北九州市民 雨で前日に中止発表
2022 各球場 各球場で「開始式」
2021 各球場 各球場で「開始式」
2020 大会中止
2019 北九州市民 実施
2018 福岡ヤフオク!ドーム 雨で前日に中止発表
2017 北九州市民 雨で前日に中止発表
2016 北九州市民 北九州メディアドームで縮小開催
2015 久留米 実施(少雨決行)
2014 北九州市民 実施

今年から導入された新基準バット(低反発バット)が使用される初めての夏の大会となります。導入から2年目となる「延長10回からのタイブレーク」もあわせて、点を取るための戦術がどう変わっていくかも注目されます。

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