福岡の高校野球

’25選手権福岡大会を振り返る➂~打撃編

 

続いて打撃編です。15回以上打席に立って打率が.350を超えた選手を、打席数の多い順番に並べたのが下の表です。15打席以上というと、概ね4試合以上を経験した選手たちとなります。

選手名の青字は左打者。太文字は各部門の上位10人(安打、打点、四死球、犠打飛、盗塁は上位5人)。赤太字は各部門トップ

打率から見ていくと赤川天都捕手(福岡工)淵上麗音外野手(九州国際大付)井上蓮音内野手(西日本短大附)などが打率5割以上をマーク。打席数を20打席あたりまで下げていくと九産大九州の4番・吉次志颯外野手が打率.615を記録しており、この数字がトップとなっています。吉次外野手は出塁率も7割を超えて部門1位。21打席のうち凡退はわずか5回という少なさでした。

「本塁打王」は表には載っていませんが、牟禮 翔外野手(九州国際大付)山本将永外野手(東福岡)穴井琥大郎外野手(嘉穂東)が各2本で並びました。牟禮外野手は昨夏も2本塁打を放っており2年連続の「本塁打王」となりましたが、打率は.240(25-6)にとどまり、4割超の前年と比べるとやや物足りない数字となりました。

九国大付・牟禮

「打点王」は斉藤大将外野手(西日本短大附)と手島大喜内野手(北筑)が8打点で並びました。斉藤外野手は昨年も10打点でトップの数字を残しており、2年連続の打点王です。

「最多安打」は赤川捕手で14本。「盗塁王」は福岡工の井田祐輔外野手で6個。昨夏の盗塁王だった西日本短大附の奥 駿仁外野手は4盗塁(昨年は6盗塁)の2位でした。このあたりは試合数の関係もあって、福岡工の選手たちの名前が目立ちます。

野球の統計データ研究の領域では近年、得点への貢献度を測る指数として「OPS」(On-base Plus Slugging/出塁率+長打率)が重視されるようになっており、今回はその潮流にそってOPSも出してみました。西日本短大附・井上内野手、九産大九州・吉次外野手、北筑・手島内野手らのほか、八女学院の1番打者・桐明弦輝外野手の数字の高さが目につきます。

チーム別では西日本短大附が5人、九州国際大付が4人、そして東筑紫学園はその両校を上回る6人が打.350以上の成績を残しました。2年生では城野慶太捕手(九州国際大付)本夛宣輝内野手(福大若葉)中東颯斗内野手(東筑紫学園)松本絢翔内野手(九産大九州)らが活躍。1年生では吉田秀成内野手(九州国際大付)が打率.390で唯一ランクインしました。

ちなみにプロ野球・日本ハムで二刀流に挑み、先日一軍デビューを果たした柴田獅子投手(福大大濠出)の昨夏の成績は、26打席で打率.526、打点6、本塁打1本、OPSは1.654という凄まじさでした。

モバイルバージョンを終了