2022夏の注目選手たち⑤~番外編(データベース編)




選手権福岡大会の抽選日まで1週間となりました。2022夏の注目選手たち、最後は番外編としてデータ面から注目選手を取り上げてみたいと思います。

2021~22年にかけて打撃成績が完全公開されている試合(選手権大会、センバツ、明治神宮大会、九州大会、選手権福岡大会の一部)並びに筆者が観戦しスコアをつけた試合から抽出しました。どうしても試合数の多いチームの選手が中心となりますし、観戦した試合には公式記録に基づかないもの(その場合は独自判断)もありますので、あくまで参考程度の資料ということでご了承ください。

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【打撃部門】

打撃部門では1試合4打席と仮定して5試合分=20打席以上の記録が確認できた選手を対象とし、打率・出塁率・長打率(1打数あたりの塁打数の平均値)の3部門で上位20人をピックアップしました。数字の赤文字はトップ10、そのうち太字はトップを表しています。

注目の選手(打者編)でも取り上げた九州国際大付・黒田が打率、長打率でトップ。数字の上でも県下屈指の打者であることが分かります。しかも100打席以上での数字ですから、高く評価できます。東海大福岡の1番清水、福岡第一の3番北井も打席数は少ないですが4割以上をマーク。九州国際大付の4番佐倉は長打率で黒田に次ぐ数字を残しています。投手でも飯塚の白浜、九州国際大付の香西が打率3割以上。チーム別では九州国際大付に長打率の高い選手が目立ち、得点力の高さにつながっています。

出塁率は打率上位の選手たちが高い数字を示していますが、その中で特筆すべきは打率2割台ながら、4割後半の出塁率を誇る西日本短大附の1番江口。これはひとえに四死球の多さにあって、全打席数のうち3割近くが四死球という結果になっています。打席での粘りや選球眼の良さが数字にも表れています。

打席数10以上~20未満の選手たちを参考までに紹介すると、東海大福岡の選手たちがズラリと並びます(各部門で特に高い数字を赤文字にしています)。生田、松山、間世田などは長打率も高く、東海大福岡の打線も破壊力があることが見てとれます。福岡大大濠の吉田も打席数が少ないながら長打率が高く、昨秋4強の自由ケ丘にも出塁率の高い選手が多くいます。

【投手部門】

投手部門ではピックアップする条件を投球回数11回以上と、かなり緩やかにしましたが、それでも限られた選手の紹介となります。防御率では東海大福岡の入江、九州国際大付の香西、そして西日本短大附の橋本の3人が1点台となりました。この中で香西は80イニングス以上を投げての数字ですから、やはりずば抜けています。

香西、橋本のほか野田(九州国際大付)、木口(筑陽学園)、川波(福岡第一)らも四死球が少なく、コントロールの良い投手。被安打率(1試合当たり許す安打数)の少なさは東海大福岡・松山、小倉工・山田、福岡大大濠・森本がトップ3。奪三振率(1試合当たりの三振数)では折尾愛真・田端が唯一の2桁をマークしています。

注目されている飯塚・白濱はやや四死球の多さが目につきますが、防御率や奪三振率は高い数字を残しています。普段はマスクを被る九州国際大付・野田も奪三振率、与四球率でトップ3に入る成績を残しており、投手としての活躍も期待されます。

ここまで紹介してきた数字は5月上旬までのもの。その後の2カ月でさらにパワーアップしているであろう選手たちが、どのようなパフォーマンスを見せてくれるか楽しみです。また、ここでは取り上げていない選手たちの活躍にも大いに期待したいと思います。

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