祐誠が沖田~宮本の継投で修猷館打線を5安打1点に封じて逃げ切った。
初回無死三塁の好機を逃した祐誠は2回、坂田が三塁線を破る二塁打で出塁すると関本が送り、菅野四球で一死一、三塁。松石のセーフティスクイズは投手正面となって三走は本塁突入できなかったが、二死二、三塁から森永の左中間三塁打で2点を先制した。続く沖田の中前打で森永も生還して、3-0とリードを広げた。

1点を返された直後の6回は一死後、関本が二ゴロ失で出塁。菅野の二ゴロ(ヒットエンドラン)で二死二塁とし、松石の右前打で再び3点差とした。このリードを7回から登板した宮本が守り切った。
5回まで二塁を踏めなかった修猷館は6回、鶴見が四球を選ぶと森内の一ゴロで二進し、石田中前打で一死一、三塁。中原四球、尾辻二直で二死満塁となったあと、田井の右前打で1点を返した。
7回もこの回から登板した宮本から荒木、林が四球を選び、鶴見が送って一死二、三塁としたが、代打宮崎が二直併殺打。8回も石田死球、尾辻投内野安打で一死一、二塁と好機をつくったものの田井が遊ゴロ併殺打に倒れ、追撃できなかった。
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| 第156回九州地区高校野球福岡大会 2回戦 (2025年3月21日・木/オクゼン不動産BS) |
| チ 一二三四五六七八九 計HE 修猷館 000001000 151 祐 誠 03000100x 460 修猷館 年 打安点 祐 誠 年 打安点 (右)石 田➂ 310 (二)宮 口② 410 (中)中 原➂ 300 (中)樋 口➂ 300 (遊)尾 辻➂ 420 (左)草 場② 200 (一)田 井➂ 411 打 寺 田➂ 110 (二)鵜 野➂ 310 走左 牛島➂ 000 (打 宮 内➂ 100 (一)坂 田➂ 310 (三)荒 木② 200 (右)関 本➂ 200 (打 安 部➂ 100 (遊)菅 野② 200 (投) 林 ➂ 200 (捕)松 石➂ 211 (打 岩 山③ 100 (三)森 永➂ 212 (捕)鶴 見② 100 (投)沖 田➂ 211 (左)森 内② 200 投 宮 本② 000 (打左 宮崎➂ 100 球犠振盗残 球犠振盗残 51306 65716 —————————————- 投 手 回 安球振責 投 手 回 安球振責 林 8 6673 沖田 6 4221 ーーーーーーーーーー 宮本 3 1310 ———————————————— ▼試合時間/12:58~15:04 ※公式記録ではありません ※打者名の下線は左打ち、投手名の下線は左投げ |
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修猷館の先発は林。昨秋ベスト4の原動力となった左腕が、今大会はエースナンバーを背負って初戦にのぞんだ。肘を下げて投じる120キロ前後の直球(この日最速124キロ)左打者の外に逃げていくスライダーが武器だが立ち上がり、コース・高さともやや甘く入ったところを捕らえられた。
初回は先頭の宮口にスライダーを三塁線を破られ、いきなり無死三塁のピンチ。ここは樋口を直球で三振、草場のときにヒットエンドランを仕掛けられたが、外に逃げるスライダーで空振り~三走挟殺で切り抜けた。しかし2回も先頭の坂田に直球をはじき返されて三塁線を破られる。二死二、三塁から森永には中に入ってきたスライダーを左中間に運ばれ2失点。沖田への直球も高く、センター前に運ばれた。
3回以降も直球が高く、毎回のように走者を出す苦しい投球。走者を出しながら1点(自責点0)に抑えたのはさすがだったが、四死球も6つ与えるなど守りの時間が長くなってしまい、反転攻勢に向けた流れをもってくることができなかった。
2~7番まで左打者が並ぶ修猷館に対し、祐誠の先発は左腕の沖田。前チームから主戦の一人として経験も豊富。インステップから直球、スライダー、チェンジアップ、カーブを左打者の外角低めに集めた。120キロ前後(同125キロ)の直球やカーブはどちらかというと見せ球に、スライダー・チェンジアップを勝負球に用い、5回まで被安打2、無四球の好投。15のアウトのうち9つが内野ゴロだった。球数が100球を超えた6回に2つの四球と2安打を許して1点を失ったが、先発の役割を十分に果たしてこの回で降板した。
7回からは2年生の右腕・宮本が登板。カーブも時折投げるが、投球の軸は130球前後(同135キロ)の直球。交代直後は2者連続四球を出し、バントで送られて二、三塁とされたが、宮崎を二直で併殺にとれたのが大きかった。8回も死球と内野安打で一、二塁とされたが4番田井を128キロの直球で遊ゴロ併殺打に打ち取った。初登板の緊張もあってかやや制球に苦しんだが、緊迫した場面で3回をゼロに抑えたのは大きな自信になりそうだ。
打線は修猷館・林の立ち上がり、甘く入った球を逃さずとらえての先制攻撃が見事だった。3回以降は2安打に抑えられたが毎回のように走者を出して攻勢を取り続けたことで流れを最後まで渡さなかった。
修猷館打線は5回まで沖田の変化球に手こずり、6回にようやく1点を返して沖田を降板に追い込んだが、代わった宮崎から7回一死二、三塁、8回一死一、二塁とチャンスをつくりながら、次打者の好打が併殺打になる不運もあった。2安打の3番尾辻は6回一死満塁でもスライダーをとらえたが、二直。4番田井も6回二死満塁でのタイムリーを放つなど、打線の中軸を担う二人は存在感を示したが、6番以下が無安打に抑え込まれた。
秋は投手を中心とした堅守で守りベスト4まで勝ち上がった修猷館も、夏に向けては投手力だけでは上位進出は難しいと感じさせた一戦。打線の底上げが期待される。