’22春季大会展望④Dパート~福大大濠が有力、追う西短・真颯館

Dパートは昨年秋ベスト8の福岡大大濠を中心とした争いとなりそうです。

福岡大大濠・森本

福岡大大濠は夏8強の前チームから左腕の森本、野手では昨春センバツを経験した友納、山下のほか、1年生ながらレギュラーとして活躍した黒田、藤田などが残りました。森本は昨夏3試合に先発。直球に大きなカーブにスライダ―を交え、15イニングスを投げて失点1と安定した投球を見せました。
昨秋は準々決勝で飯塚に10-12と激しい点の取り合いの末に敗れましたが、9番吉田が好投手・白浜から2本塁打を放つなど12安打を浴びせて強打ぶりを示しました。この試合で森本は4番手で3分の2イニングを投げただけでしたが、復調してくれば優勝候補の一校となりそうです。

西日本短大附は昨夏優勝メンバーのうち5番山口、1年生の1番江口など野手4人が残りました。秋も3試合で35点を挙げる強打で勝ち上がりましたが、パート決勝で福岡に延長戦の末に惜敗。福岡大大濠と県大会出場を争う有力候補ですが、このブロックには実力校がひしめきます。
夏16強のチームから堀田、横山らの主力が残った祐誠は秋初戦で西日本短大附に3-8で敗れ、筑紫台は3回戦で西日本短大附に9-10と激しい点の取り合いの末に敗退。両校とも秋の雪辱を期します。西日本短大附と初戦で対戦する香椎も秋は4回戦で福岡第一に0-3と健闘。昨夏16強の主力は抜けましたが近年力をつけている公立校で、ダークホース的存在です。

高稜・野副

北部は九州国際大付がセンバツ出場のため、シード不在のパートとなりました。突出しているチームがいない中で昨夏準優勝の真颯館が有力な一校。準優勝メンバーのうち主力で残ったのは1年生のショート山田だけで、秋は初戦で敗れましたが選手層の厚さは北部屈指。前チームも秋は初戦敗退でしたが春は準優勝しており、今年も目が離せない一校です。

高稜は昨夏チームを県大会に導いたエース野副が健在。粘り強い投球が持ち味の右腕です。秋は自由ケ丘に屈しましたが、打線の援護次第では一気に上位進出も見えてきそう。宗像は秋の大会3試合で29得点と強打のチーム。昨秋2勝を挙げた古賀竟成館小倉東なども上位争いに加わってきそうです。

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