第158回九州地区高校野球福岡大会の開幕まで3週間余り。開幕に先立って各パートのベスト8争いを展望していきたいと思います。
北部Aパートのシード校は折尾。昨秋はノーシードから東筑紫学園、小倉など力のあるチームを破って県大会に出場しました。エース山本は1年秋から背番号1を背負う右腕で、小柄ながら120キロ台なかばの直球にスライダー、カーブを交えた小気味よい投球をみせます。打線は4番佐元を軸に各打者ともコンパクトな打撃をみせ、足も積極的に絡めた攻撃で得点をうかがいます。突出した選手はいませんがよくまとまっており、秋に続くベスト8の有力候補です。
その折尾への挑戦権をかけた争いが、激しくなりそうです。
昨秋のシード校・希望が丘は130キロ前後の直球に鋭いスライダーを交える渡邊に加えて、普段は内野を守る井上も先発・救援のいずれも経験しており、投手陣は充実しています。捕手・百束、中堅・松本とセンターラインも堅く、打線は俊足強打の仲、井上が中心。8月の福岡中央地区新人大会で飯塚、東海大福岡などを破って優勝した実績もあり復権を目指します。
その希望が丘と初戦で対戦する八幡は昨秋パート決勝まで進出。最後は九州国際大付に敗れましたが、そこまでの3試合で28点と高い得点力を誇ります。折尾愛真のエース田口は1年秋から主戦を務めており、直球と変化球のコンビネーションに秀でた右腕。打線の核は前チームから4番に座る岩下で、経験豊かな投打の柱を残します。
須恵―戸畑工も昨秋パート決勝まで進んだチーム同士が対戦する好カード。須恵のエース藤丸は前チームから主戦を務め、右サイドハンドからの力のある直球が持ち味。野手の主力も複数残っており経験値の高さも強みです。戸畑工の右腕近藤は、がっしりとした体格から放たれる120キロ前後のスピンの利いた直球に、90キロ台のカーブを交えます。走者を出しても簡単に崩れない粘りもあり、昨秋は飯塚と1点差の接戦を演じました。
折尾、希望が丘が総合力で頭一つ抜け出している印象ですが各校とも力の差はなく、どこが県大会に勝ち上がってもおかしくない混戦のパートとなっています。

