福岡の高校野球

福岡の高校出身のプロ野球選手たち~2025年版

プロ野球各球団は、今年の新人選手入団発表を終えました。今年のドラフト会議で福岡の高校出身者は稲川竜汰投手(折尾愛真→九州共立大)がソフトバンク2位、毛利海大投手(福岡大大濠→明治大)がロッテ2位でそれぞれ指名され入団しました。現役高校生の指名は、育成選手も含めてありませんでした。

また、大学のスポーツ推薦入試などの合格者は以下の通りとなっています(2025年12月30日現在)。

◇持地唯吏(久留米商・投)【駒沢大/東都2部】
◇山下航輝(西短大附・捕)【駒沢大/東都2部】
◇佐藤 仁(西短大附・内)【駒沢大/東都2部】
◇奥 駿仁(西短大附・外)【駒沢大/東都2部】
◇渡辺志道(沖学園・内) 【仙台大/仙台六】
◇荒木聡太(筑陽学園・捕)【佛教大/京滋】

—-

今年も「福岡の高校出身のプロ野球選手たち」(2014年入団以降)の今季成績を振り返り、2025年最後の記事としたいと思います(選手名あとのカッコ内は出身校)。

<2024年入団選手>———————————
昨年プロ入りした6人のうち1軍出場を果たしたのは3人。巨人・荒巻悠内野手(祐誠)は4月15日に代打として1軍デビューを果たすと、18日には6番一塁手で初先発。7月9日の中日戦では初本塁打を記録するなど31試合で打率.296。来季はさらなる活躍が期待されます。

投手では木下里都投手(福岡舞鶴)が11試合に登板し1ホールドを記録。柴田獅子投手(福岡大大濠)はフレッシュオールスターゲームに出場するなど経験を積み、7月26日に一軍昇格。同日のロッテ戦でプロ初登板・初先発を果たしました。投手として4試合に登板、打者としての出場機会はありませんでしたが、来季も投打の二刀流に挑戦します。

日本ハムの山城航太郎投手(福岡大大濠)、安徳駿投手(久留米商)は2軍でそれぞれ7試合、5試合に登板して経験を積みました。育成の坂本達也捕手(博多工)は2軍で18試合に出場、.314を記録するなど支配下登録に向けてアピールを続けています。

(表中)背景色の黄色=1軍成績、灰色=2軍成績/選手名の青文字は育成選手

<2023年入団選手>———————————
昨年新人王を獲得した西武・武内夏暉投手(八幡南)は故障で出遅れ12試合で4勝5敗、防御率5.26と不本意な一年となりました。DeNAの井上絢登選手(久留米商)は7月に初本塁打を記録するなど存在感を示しましたが、12試合の出場にとどまりました。日本ハムの進藤勇也捕手(筑陽学園)は13試合に出場、ソフトバンクとのCSでスタメン出場するなど期待値の高さをうかがわせる起用が目につきました。藤田悠太郎捕手(福岡大大濠)は1軍2試合でマスクを被りました。この経験を糧に今後に生かしていきたいところです。

2年前のドラフト1位、阪神の下村海翔投手(九州国際大付)、ヤクルトの西舘昂汰投手(筑陽学園)はいずれも肘の手術から復帰途上、今季も登板はありませんでした。育成選手のなかでは園田純規投手(福工大城東)が2軍戦で14試合に登板、完封を含む8勝をあげて防御率1.42と来季の支配下入りに期待を持たせる成績を残しました。2軍での登板がなかった星野恒太朗投手(福岡大大濠)は戦力外通告を受けて現役引退。球団アカデミーコーチへの就任が決まりました。

<2022年入団選手>———————————

先発に転向じて2年目を迎えたソフトバンクの大津亮介投手(九産大九州)は12試合の登板に終わりましたが6勝をあげ、日本シリーズの第4戦では先発して勝利投手になるなど日本一に貢献しました。楽天の渡辺翔太投手(北九州)は8月に肘のクリーニング手術を行ったこともあり26試合の登板にとどまりました。広島・益田武尚投手(嘉穂)も前年より数字を落とし4試合で防御率9.00という結果に終わりました。

育成選手として今季をスタートした楽天の辰見鴻之介内野手(香住丘)は支配下復帰を果たしたものの1軍出場はなく、オフに現役ドラフトで広島へ移籍。広島の中村貴浩選手(九州国際大付)は1軍出場がありませんでした。ソフトバンク・山下恭吾選手(福岡大大濠)は2軍で過去最多の30試合に出場し打率も3割超え。脳挫傷からの復帰を目指す生海内野手(九州国際大付)は3軍戦を中心に実戦を重ねています。

<2021年入団選手>———————————
西武の古賀悠斗捕手(福岡大大濠)はキャリアハイとなる出場112試合、7本塁打、21打点を記録しました。来季はドラフト1位で入団した小島大河捕手(明大)との正捕手争いが繰り広げられそうです。日本ハムの柳川大晟投手(九州国際大付)は37試合で2勝11セーブ7ホールド、防御率1.02をマーク。夏場に抑えに定着し22試合連続無失点と抜群の安定感を見せました。9月に腰痛で離脱しましたが、抑えとしての飛躍を予感させる一年となりました。ソフトバンクの育成契約を断り西武に移籍してきた仲田慶介内野手(福岡大大濠)は3月に支配下登録されると前年から大幅増となる60試合に出場。内外野を守れるユーティリティ選手として存在感を示しました。

育成4年目を迎えた藤野恵音内野手(戸畑)の今季は2軍を主戦場として戦い、過去最高の71試合に出場。支配下登録に向けた挑戦が続きます。

<2020年入団選手>———————————
2年前のパ・リーグ新人王、オリックスの山下舜平大投手(福岡大大濠)は開幕前に腰のコンディション不良で離脱し、9月にようやく1軍初登板。4試合で1勝に終わりました。腰の状態も回復し来季は巻き返しが期待されます。過去2年間、20試合以上で投げてきたヤクルトの丸山翔大投手(小倉工)は、8試合のマウンドに終わりました。阪神から移籍してきたDeNAの岩田将貴投手(九産大九州)はプロ入り5年目にして、待望の1軍初登板を果たしました。

その一方で2人の選手が戦力外通告を受けました。昨年オフに育成選手となり再起をかけた西武の大曲錬投手(西日本短大附)でしたが支配下復帰ならず。日本ハムの古川裕大捕手(久留米商)も2軍で54試合に出場しましたが1軍での出場がなく現役引退を発表しました。

<2019年入団選手>———————————
DeNAの坂本裕哉投手(福岡大大濠)は貴重な左の中継ぎとして35試合に登板。4勝4ホールドの記録を残しました。

<2018年入団>———————————
広島の島内颯太郎投手(光陵)は最優秀中継ぎのタイトルを獲得した2023年に迫るチーム最多タイの60試合に登板。4勝1セーブ29ホールドの成績を残し、防御率1.40と高い安定感を誇りました。オフには選手会長に就任、来季はチームのまとめ役としての役割も担います。オリックスの富山凌雅投手(九州国際大付)は5試合の登板に終わりました。

 <2016年入団選手>———————————
2016年入団組は苦しい1年となりました。現役ドラフトで中日移籍して2年目の梅野雄吾投手(九産大九産)は昨季より登板数は増やしましたが、1軍昇格と降格を繰り返し、防御率は4.05。昨年オフに現役ドラフトでDeNAに移籍した濱地真澄投手(福岡大大濠)は3試合の登板に終わり、7月には肘のクリーニング手術を受けました。オフには育成契約を結び、プロ10年目の来季はまず支配下登録を目指すシーズンとなります。

オリックスの育成選手として2年目を迎えた小野泰己投手(折尾愛真)は今季も支配下選手への復帰はならず、シーズン終了後に戦力外通告を受け、社会人野球・YBSホールディングス(兵庫)への移籍が発表されました。田中和基外野手(西南学院)はキャリア最少の19試合の出場にとどまりました。

 <2015年入団>———————————
カブスで2年目を迎えた今永昇太投手(北筑)は今季も先発投手としてチームを支えましたが、5月に太ももの故障で一時チームから離脱したこともあって9勝8敗、防御率も前年の2.91から3.73に落としました。オフには改めてカブスと1年契約を結び、さらなる進化を目指してメジャー3年目に挑みます。

<2014年入団>———————————
11季目を迎えた2人はまだまだ健在です。昨年5月の右肘手術から完全復帰を目指したロッテ・小野郁投手(西日本短大附)はキャリアハイに迫る47試合に登板。シーズンを通して1軍に帯同しフル回転しました。日本ハムの清水優心捕手(九州国際大付)は初めて1軍昇格なしに終わりましたが、来季は改めて進藤捕手も交えた激しいポジション争いに挑みます。

モバイルバージョンを終了