福岡の高校野球

西短大附は神村学園に敗れ準Vも「充実の春」~九州大会最終日

最終日を迎えた第156回九州地区高校野球大会は24日(木)に決勝が行われ、神村学園(鹿児島)が西日本短大附を5-1で下し6季ぶり5度目の優勝を飾りました。2019年春以来3度目の優勝を目指した西日本短大附は2022年春に続いて決勝で神村学園に敗れ、準優勝に終わりました。

西日本短大附は準々決勝、準決勝に続いて先発した山口が初回、4本のヒットを集められ、自らの失策もからんで3失点。2回からは左腕の原が救援登板しましたが、犠牲フライで1点を失い序盤4点のビハインドを背負いました。

毎回のように走者を出しながら得点できなかった西日本短大附は5回、二塁打で出た奥を送り、佐藤の犠飛でようやく1点を返します。しかし6回から登板したエース早瀬の前に打線が沈黙。一人の走者も出せず、反撃のきっかけを作れませんでした。

[長崎県営野球場]
◆決勝
西短大附 000 010 000 =1
神村学園 310 001 00x =5
【西】山口→原【神】窪田→早瀬

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今大会の西日本短大附は初戦、準々決勝と延長タイブレークを1点差で制するなど、接戦を勝ち切る勝負強さが光りました。また、エース中野だけでなく山口、原の両投手も準々決勝以降の3試合すべてに登板して経験を積めたことも、最大8試合を戦う夏に向けて大きな収穫となりそうです。

九州大会 投手成績

打線は全体的に湿り気味でした。4試合で2桁安打は一度もなく、チーム打率.215はベスト4のなかでは最低。センバツ後、打撃の状態は少し落ちているのかもしれません。一方でチーム防御率1.62は、ベスト4のなかではエナジックスポーツ(0.61)に次ぐ成績で、神村学園(1.75)を上回っています。センバツまで投手陣は中野頼みでしたが、山口~原とつないで試合を作れるようになったことで、最後に中野を投入するエナジックスポーツ戦のような新たな「勝ちパターン」の確立も現実味を帯びてきました。

九州大会での主な選手の打撃成績

センバツ8強に続いて九州大会でも準優勝と結果を残しながら多くの収穫を手にした西日本短大附。3季連続の甲子園出場に向けて、戦力・戦略の充実を着々と図りつつあります。ただ、過去10年で春夏連続出場を果たしたのは、延べ8校のうち2校(筑陽学園、九州国際大付)だけ。夏の頂点に向けては厳しい道のりが待ち受けます。

好左腕を擁する東筑、福岡大大濠などが「打倒・西短」の中心になりそうですが、このほかにも「絶対王者」を脅かすチームが出てくるのか。現在開催中の4地区大会が終われば、夏はもうすぐそこです。

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