福岡の高校野球

’25春季大会展望③Cパート~東福岡に大濠,折尾愛真,飯塚など挑む

【南部Cパート】
昨秋ベスト4の東福岡と福岡大大濠の8強争いに福岡、大牟田などが絡んできそうです。

東福岡・近藤

東福岡は昨秋の準決勝、九州大会を目前にしながら育徳館に痛恨の逆転負け。それでも準々決勝まで安定した戦いぶりを見せました。その原動力となったのがエース近藤。力のある130キロ超の直球に落差あるスライダーを交えます。準決勝の7回裏に集中打を浴びて降板しましたが、秋の大会で2点以上を失ったのはこのイニングスだけ。危なげのない投球でチームを4強まで導きました。打線は大振りせず、センターから右に鋭い打球を打ち返し、機動力も絡めながら得点を重ねます。北部を含めCパートの最強チームと言えそうです。

福大大濠・小峰

福岡大大濠は昨秋、その東福岡にパート決勝で完封負けを喫しました。柴田、平川と2人の剛腕が抜けた投手陣は左の中野、右の瀬崎、アンダーハンドの波多江(2年)らが担います。いずれもコーナーに球を集めて打たせて取るタイプ。打線は菅野、豊田ら前チームからのレギュラーにU-15代表の小峰(2年)らが加わり、まとまっています。ただ、投打とも前年よりスケールダウンした印象は拭えません。勝ち上がれば4回戦で東福岡との再戦の可能性があり、その場合は8強を占う大一番となりそうです。

大牟田・廣田

大牟田は昨秋、4回戦で浮羽究真館に競り負けました。この試合では先発メンバーのうち6人が1年生。エース境をはじめとする主力が抜け、チームの再編途上という印象を受けました。昨夏1年生ながら1番に起用された福永、前チームからのレギュラーである末廣を中心に、制球のよい廣田ら投手陣を援護したいところ。

もう一つのブロックから勝ち上がってくるのは福岡でしょうか。昨秋は優勝した西日本短大附に4回戦で敗れたものの6回まで1-1と健闘。井﨑、松尾ら主力は抜けましたが福岡地区の公立校では春日と並ぶ実力校。目立ったライバル校も見当たらず、パート決勝進出のチャンスを迎えました。秋は初戦でシード校の久留米商2-3と惜敗した城南は、前チームからエースナンバーを背負う左腕・白川が中心。前チームの中軸が残る柏陵との対決にのぞみます。

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【北部Cパート】

北部は折尾愛真、飯塚を軸に、嘉穂、八幡南、北筑、小倉東なども県大会のイスを巡る争いに加わってきそうです。

折尾愛真・田口

シード校の折尾愛真は昨秋ベスト8。準々決勝で優勝した西日本短大附に敗れましたが、田口(2年)齊藤の両右腕が西短打線を4安打に抑えました。ともに目を見張る球があるわけではありませんが緩急と制球力にすぐれ、安定感があります。打線は中野投手の前に1点に抑えられましたが、上位から下位まで鋭い当たりを放っており、力のあるところを示しました。突出した選手はいませんが、まとまりのあるチームという印象です。

飯塚・大塚

飯塚は昨秋、シード東筑を破りましたが、4回戦で希望が丘に逆転負け。エースの大塚は右の本格派で直球に力があります。秋は制球にやや課題を残しましたが、ひと冬越しての投球が注目されます。打線は肥後、松永と右の強打者2人のいた前チームと比べるとやや迫力に欠けるきらいがありますが、4番中野は長打力を秘めます。

嘉穂はエース脇元をはじめ、前チームのレギュラー8人が残ります。右腕の脇元は昨夏2回戦の折尾愛真戦で11三振を奪って1失点完投。外角低めいっぱいに決まるスライダーが冴えました。この球が安定して決まるようになれば、攻略は容易ではありません。秋は4回戦で折尾愛真に1-3でリベンジを許しましたが、8強争いにからんできそうです。

北筑・橋本

北筑は左腕の橋本、右腕の満行(2年)を中心とした守りのチーム。両投手とも直球・変化球のコンビネーションが持ち味です。秋は3回戦でシード校の宗像にタイブレークの末に敗れましたが、2試合で失点はわずかに2。投手力は安定しているだけに、打線の援護が上位進出のカギとなりそうです。

八幡南は昨夏好投した大束が健在。右腕からの縦に鋭く落ちるスライダーを交え、小気味よい投球を見せます。昨秋2勝をあげた小倉東は4回戦で小倉にタイブレークで敗れましたが、近年は安定して上位をうかがっており有力な一校。その小倉東と初戦でぶつかる星琳は、8月の北九州地区新人大会で4強。秋は3回戦敗退と案外な結果でしたが、巻き返しを狙います。

※学年表記は新年度の学年。表記のない選手は新3年生

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