春季大会が終わり、22日(土)からは沖縄で九州大会が開かれますが、福岡県では8日(土)から30日(日)にかけての土日に、福岡・筑後・北九州・福岡中央に分かれての地区大会が行われます。夏の大会のシードポイントが付与される最後の公式戦となり、夏を占う意味でも目が離せない大会となります。また、新1年生の出場も可能となりますので、新戦力の活躍にも注目されます。
シード権の行方を見てみると、センバツ組の福岡大大濠と東海大福岡、春の九州大会に出場する九産大九州、西日本短大付、九州国際大付の5校が内定。春ベスト4の真颯館、秋ベスト4の筑陽学園、小倉工あたりも、ほぼ固いと思われます。つまり北部、南部とも8つのシードの椅子のうち4つまでが埋まっている状態です。これに北部では古賀竟成館、東筑、八幡、自由ケ丘、南部では久留米商、福工大城東、福島がポイントで続いており、それ以外のチームは少なくとも各地区大会で決勝に勝ち残るのがシード権獲得の最低条件で、秋春で結果の出ていないチームは優勝が求められます。
【福岡地区】シードがほぼ固い筑陽学園のほか、春季大会で上位進出を果たした九産大九産、福工大城東、糸島などが上位をうかがいます。ただ、修猷館、筑前、博多工、春日、福岡西陵、筑紫中央、福岡など公立校の伏兵も多く、予断を許しません。シード獲得には優勝しかない東福岡は、勝ち進めば、筑陽学園との対戦が予想される準々決勝が大きな関門となりそう。ここまで目だった実績のない福岡第一も、不気味な存在です。