9日から春季地区大会が開幕




 春季福岡大会は4月3日(日)に閉幕しましたが、今週土曜日(9日)からは北九州・福岡中央・福岡・筑後の4地区で地区大会が始まります。各地区とも4月の土日祝日を使って試合が行われ、29日には優勝校が決まります。23日からの春の九州地区大会に出場する3校(西短大付、福岡大大濠、九産大九州)は不出場となります。
 大会の位置づけとしては、まず夏の大会に向けたシードポイントが与えられる最後の大会となります。また、4月に入部してきた新1年生が登場する最初の機会にもなります。ある程度部員を抱えるチームにおいて、入部後1ヵ月も経っていないこの時期に出場してくる1年生は、かなり有望な選手。新戦力の登場にも注目が集まります。
 春季大会とこの地区大会の成績・戦いぶりによって、夏の勢力図がある程度、見えてきそうです。各地区ごとに組み合わせと見どころを、簡単に見ていきたいと思います(校名の緑文字は筆者判断の有力校)。

2016北九州地区春季

【北九州地区】北九州地区で夏のシード確定しているのは、昨秋九州大会出場の小倉。秋春ともに県大会出場の自由ヶ丘東筑も当確でしょう。これに門司学園、九州国際大付などが続きますが、他校の成績次第ではシード漏れも可能性があるため、気の抜けない大会となります。その両校にとって、何とも厳しい組み合わせとなりました。門司学園は初戦・小倉と対戦。九州国際大付は初戦が春季大会で接戦を演じた星琳、勝ち進んでも東筑、さらに自由ヶ丘との対戦が予想されます。両校が早々と敗れた場合、優勝校はもちろんですが北九州市立、常磐など、準優勝でもポイントで両校を上回るチームが出てきそうで、シード権争いは一気に混戦となります。

2016福岡中央地区春季

【福岡中央地区】福岡中央地区では、秋の県大会出場校の希望が丘のシードは固そうです。飯塚は春の県大会出場を逃し、シード獲得にあとがありません。自力で獲得するには優勝が必要で、準優勝では他校の結果次第となってきます。それ以外のチームは、優勝以外にシード獲得の道はありません。この地区は右側のパートに有力校がかなり固まり、飯塚にとっては決して楽ではない組み合わせです。逆に左側のパートのチームにとってはチャンスです。決勝はどこが出て来ても厳しい戦いになりそうですが、一戦必勝で戦い、勝利を掴めば、シード権が獲得できます。

2016福岡地区春季2

【福岡地区】福岡地区からは春の九州大会に福岡大大濠九産大九州が出場するため、秋の優勝校・九産大九産も含めた3校がすでにシードに内定しています。福工大城東もポイント上位で有利ですが、ベスト4に残れないようだと他校の結果次第ということになります。沖学園は準優勝でも他校の状況次第になりますが、初戦が九産大九産、勝ち上がっても準決勝で福工大城東、福岡第一などの勝者との対戦が予想される厳しい戦いとなります。東福岡や筑陽学園などは優勝するほかにシード獲得の道はありません。福岡大大濠、九産大九州が不在の中、これらのチームを中心に激しい優勝争いが繰り広げられそうです。

2016筑後地区春季【筑後地区】春の優勝校・西短大付がシード確定しているほか、秋の県大会出場を果たした祐誠もポイントで上位につけており、ベスト4でほぼ内定でしょう。大牟田、久留米商などは優勝が求められます。春の大会で九産大九産を破った久留米学園、森田投手を擁しながら秋春と結果の出ていない朝倉の戦いぶりにも注目したいところです。


 

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