1日の休養日を挟んで再開された大会第17日の27日は、台風の影響が心配されましたが、良好なグラウンドコンディションの中で準決勝2試合が行われ、決勝進出の2校が決まりました。
第1試合は、準々決勝で優勝候補・飯塚を破った東海大五と、創部以来初のベスト4進出を果たした八幡南が対戦しました。序盤はお互い走者を出
この試合の両校スタンンドには大応援団が詰めかけ、迫力ある応援を繰り広げました。
決勝は東海大五ー九州国際大付のカードとなりました。東海大五は初めての、九州国際大付は2年連続6回目の夏の甲子園を目指す戦いは、28日13時、小郡市野球場でプレイボールです。
<27日の試合結果>(小郡市野球場)
▼準決勝 123 456 789 R
八幡南 000 000 300=3 【八】今井→山川
東海大五 000 012 01x=4 【東】田中▼準決勝 123 456 789 R
九国大付 301 000 000=4 【九】野木→中村→山本→富山
小 倉 000 020 000=2 【小】岡野
<28日の試合予定>
▼決勝/小郡市野球場
東海大五ー九州国際大付
ともに3割を超えるチーム打率を誇る強打の両校だが、準々決勝、準決勝と競り合いを制してきた。福岡県の頂点を決める試合も、投手陣を軸としたしのぎ合いが予想される。
九州国際大付はエースの富山、左腕・中村、右本格派の野木と3人の好投手を揃える。いずれも制球が安定しており、好調を維持している。決勝も継投が予想されるが、準々決勝、準決勝は富山が抑えに回った。エースである富山が後ろに控えることで、精神的な安心感を与える効果がありそう。となると、決勝も野木の先発か。
東海大五は右腕・田中に命運を託す。準決勝はやや制球に苦しんだが、四球などで走者を貯めると長打力のある九州国際大付打線、大量失点の危険性もある。準々決勝の飯塚戦のように、キレのある直球とスライダーをコーナーに決めることができるか。
両校の打線は準決勝でいずれも2桁安打を放っている。九州国際大付は打率5割の山本を中心にクリーンアップが好調。やや当たりの止まっている1、2番の出塁がカギを握りそう。東海大五も打率5割超の5番・林を筆頭に3割打者がずらりと揃う。どこからでも得点でき、スキがない。
ここまで1失策の東海大五は派手なプレーはないが守りは堅実。九州国際大付は7失策、県大会に入って守備の乱れが出ており、懸念があるとすればこの点か。1点を巡る攻防が予想されるだけに、攻守のミスは試合の流れを左右することにもなりそうだ。