選手権大会第16日~九国大付が3点差を逆転サヨナラ、伝統校対決は小倉




 夏空が戻った25日の小郡市野球場で行われた大会第16日は、準々決勝の残り2試合が行われ、ベスト4が出揃いました。

 第1試合は、5回戦の星琳戦で9回裏に2点差をひっくり返して逆転サヨナラ勝ちした朝倉が、夏連覇が見えてきた九州国際大付と対戦しました。試合は朝倉・森田、九州国際大付・野木の投手戦となり、6回を終わって両校無得点のまま終盤を迎えました。7回、先頭の吉澤の二塁打をきっかけに一死満塁の好機を作った朝倉は、好投を続ける森田がこの回途中から救援のマウンドに上がった九州国際大付のエース・富山から2点タイムリーを放って先制。9回表にも相手エラーで出た走者をバントで送り、再び森田のタイムリーで貴重な1点を追加。勝負あったかに見えました。
 ところが9回裏にドラマが待っていました。エラーと死球で作ったチャンスで中山、富山が連続タイムリーを浴びせて1点差とすると、さらに一死満塁から岩崎が押し出し死球で同点。そして二死後、代打・石橋が押し出し四球を選び、ついに逆転サヨナラ。南部勢として唯一残っていた朝倉は、勝利目前で金星を逃しました。

 第2試合は小倉ー東筑、北部の伝統校同士の一戦となりました。小倉は1回、ここまで18イニングス無失点の東筑先発・藤井を攻め、四球の走者をバントで送ると田辺が右前打を放ち、あっさりと先制。続く2回にも失策で出た走者をバントで送った後、水野の三塁線を破る二塁打でさらに1点ンを追加しました。7回にも藤森の右中間三塁打で1点を加えた小倉は、守ってはエース・岡野が東筑打線を4安打1点に抑えて完投。昨年夏、3回戦で敗れた雪辱を果たしました。

 これでベスト4に残ったのは東海大五、八幡南、九州国際大付、小倉の4校。2年連続して北部勢がベスト4を独占することになりました。26日(日)は休養日。準決勝は27日(月)に行われ、いよいよ決勝に進む2校が決まります。

 

2015夏県大会_25

<25日の試合結果>(小郡市野球場)
▼準々決勝123 456 789 R
朝  倉 000 000 201=3 【朝】森田→重松
九国大付 000 000 004=4 【九】野木→富山→中村

▼準々決勝123 456 789   R
小  倉 110 000 100=3 【小】岡野
東  筑 000 000 100=1 【東】藤井→梅田→藤井







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