春季高校野球福岡大会9日目の29日は北部、南部でパート決勝の4試合ずつが行われました。北部は折尾愛真・新宮・飯塚・九州国際大付の4校、南部は福工大城東・九産大九産・大牟田・八女の4校がそれぞれ勝ち、県大会出場を決めました。
北部では北九州市民球場で折尾愛真と小倉が対戦、相手のミスに乗じて終盤に突き放した折尾愛真が9回裏の小倉の猛追を振り切って、昨年夏に続く県大会進出を決めました。第二試合ではシード・新宮が序盤に四死球などから得た好機を得点につなげリードを奪うと、こちらも9回、青豊に1点差まで迫られますが辛うじて追撃を振り切り、昨年秋に続いて県大会にコマを進めました。
筑豊緑地野球場の第一試合・飯塚と古賀竟成館の一戦は、中盤から終盤にかけて飯塚が得点を重ねて9-2と快勝、こちらも秋に続く県大会となりました。第二試合は序盤から試合を優位に進めた九州国際大付がシード・光陵を終始圧倒、8回コールドで勝ち、昨年夏の優勝校がここにきて存在感を見せ始めています。
パート決勝進出の8校のうち4校が公立校を占めた南部は、春日公園野球場の第一試合で地元・春日が登場。福工大城東に小刻みに点を重ねられ、終盤に反撃しましたが1点及ばず2-3で敗れました。福工大城東は昨年夏に続く県大会となります。第二試合ではシード・西短大付を破って勢いに乗る筑紫台が九産大九産と対戦しましたが、こちらも序盤からリードを許す苦しい試合展開となり、8回コールドで敗退。九産大九産は2012年夏以来の県大会出場を決めました。
久留米市野球場では大牟田が福岡を序盤から突き放し、8回コールドで快勝。県大会は2013年夏となります。公立校同士の一戦となった八女ー久留米は中盤に一挙に5点を挙げてリードを広げた八女が、久留米の反撃を2点に抑え7-4で勝利。南部では公立校として唯一の県大会出場となりました。
パート決勝8試合のうち3試合がコールドゲームとなりましたが、春季大会は春休みを使って行われることから試合間隔が短く、投手陣をはじめ選手たちの疲れもピークだったのかもしれません。
県大会は31日(火)に小郡市野球場で「折尾愛真ー大牟田」「新宮ー福工大城東」の2試合、久留米市野球場で「八女ー飯塚」「九産大九産ー九州国際大付」の2試合が行われます。
【大会9日目/3月29日・日】
<北部>
◇北九州市民
~パート決勝
折 尾 愛 真 000 300 012 6
小 倉 000 011 002 4
新 宮 020 120 000 5
青 豊 000 101 002 4
◇筑豊緑地野球場
~パート決勝
飯 塚 000 022 113 9
古賀竟成館 000 000 002 2
九 国 大 付 310 120 01 8
光 陵 001 000 00 1 (8回コールド)
◇小郡
~パート決勝
春 日 000 000 020 2
福工大城東 100 010 10X 3
九産大九産 200 203 02 9
筑 紫 台 000 100 00 1 (8回コールド)
◇久留米
~パート決勝
福 岡 000 000 00 0
大 牟 田 011 400 03 9 (8回コールド)
久 留 米 000 200 020 4
八 女 020 050 00X 7
【大会第10日(3月31日)の試合】
<県大会>
(小郡) 折尾愛真ー大牟田/新宮ー福工大城東
(久留米)八女ー飯塚/九産大九産ー九州国際大付