準々決勝第2試合は南部の強豪・筑陽学園と昨年優勝校・自由ヶ丘の対戦となりました。自由ヶ丘はエース・久保投手が序盤のピンチをしのぐと尻上がりに調子を上げ、5安打1失点で完投。打線も相手のわずかな隙を逃さず手堅く得点を重ねて競り勝ち、2連覇に向けてまた一歩前進しました。
観戦レポート/第96回全国高校野球選手権大会 準々決勝 (2014年7月24日・木/北九州市民球場) |
TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 R H E 【筑陽学園】打安点 【自由ヶ丘】打安点 自由ヶ丘・久保、筑陽学園・笹渕の投手戦となったが、相手のわずかな隙を突いた自由ヶ丘が競り勝った。 自由ヶ丘は2回一死後、友岡が遊ゴロ失で出塁すると、続く杉がバントの構えからヒッティング、この打球が左中間を破る三塁打となって先制した。6回には粘って四球で出た中山を赤嶺が送り、一死二塁。早野も四球で歩いた後、白石は中飛に倒れたが、吉丸が左翼線へ二塁打を放って1点を追加した。7回には先頭の杉が振り逃げで出た後、バントで送って一死二塁から代打・松永が叩きつけるバッティングでセンター前に運び貴重な3点目をあげた。 7回まで久保に2安打に抑えられていた筑陽学園は、8回一死から深水が右翼スタンド直撃の三塁打を放ち、続く合田の左前安打で生還、1点を返した。しかし反撃もここまで。初回一死二塁、2回二死満塁、3回二死三塁と序盤に迎えた3度の先制機を逃してからは、立ち直った久保に4~7回と三者凡退に抑えられた。 筑陽学園の笹渕は3回、5回を除いて毎回走者を背負う苦しい投球ながら3失点と踏ん張ったが味方打線の援護なく、涙をのんだ。 |