南部Gブロックには西短大付と並ぶ優勝候補・東福岡が入った。秋季大会以降、県内で敗れたのは西短大付だけ。春季九州大会ではベスト4入りを果たした。今年に入ってからの公式戦で井上と吉村が3本、佐藤が2本、楠八重と河野にも1本ずつ本塁打が出ている。これに日野、森などが加わる打線は県内屈指。上位から下位まで切れ目なく長打力を備えており、一気にたたみかける力がある。投手陣は濱田のほか、森、井上ら完投能力を持つ2人が控える。普段外野を守る佐藤もNHK旗で小倉相手に6回無失点。130キロ台後半の直球は威力十分だ。攻守において隙がなく、相手のミスに付け込むしたたかさも兼ね備え、チームの完成度が高い。地区大会は圧倒的な勢いで勝ち上がっていきそうだ。
4回戦で抵抗を見せるとすれば筑前と九産大九州の勝者。筑前は春季大会で福工大城東を競り合いの末に下した。福岡地区大会でも九産大九州を破るなど準決勝まで進出。再び顔を合わせた福工大城東には2-3で敗れたが、春季大会の勝利が偶然でないことを証明した。尾﨑投手を中心に守りを固めて食らいつきたい。昨夏4強の九産大九州は加藤、永田、山形の継投で春季大会は地区決勝まで進出した。守りはある程度計算ができるだけに、得点力のアップが不可欠。昨夏準優勝の南筑は今年は苦しい戦いが続く。
校名 | 秋季大会 | 春季大会 | 地区大会 |
東福岡 | 2回戦 8-0西南学院 3回戦 10-0朝倉 4回戦 14-1福島 地区決勝15-0福岡第一 準々決勝 1-5西短大付 |
2回戦 5-3香椎 3回戦 15-0太宰府 4回戦 3-1福岡第一 地区決勝17-1輝翔館 準々決勝 4-0戸畑 準決勝 13-1久留米商 決勝 13-1西短大付 |
<NHK旗> 2回戦 9-6祐誠 準決勝 10-1小倉 決勝 5-8西短大付 |
大川樟風 | 2回戦 8-2朝倉光陽 3回戦 1-12糸島 |
2回戦 4-6太宰府 | 1回戦 1-4八女 |
香椎工 | 2回戦 1-11祐誠 | 2回戦 12-4八女 3回戦 3-4福大大濠 |
2回戦 4-3福岡工 3回戦 5-9福岡中央 |
南筑 | 2回戦 2-1柏陵 3回戦 3-8武蔵台 |
1回戦 0-2福岡講倫館 | 1回戦 5-4三井 2回戦 8-9山門 |
福翔 | 2回戦 8-10福島 | 1回戦 3-4柏陵 | 2回戦 5-1福岡農 3回戦 3-2糸島 4回戦 0-7筑陽学園 |
西南学院 | 2回戦 0-8東福岡 | 2回戦 3-4久留米 | 2回戦 4-11福大大濠 |
筑前 | 2回戦 12-2久留米高専 3回戦 0-9大牟田 |
2回戦 2-1福工大城東 3回戦 1-5福岡第一 |
1回戦 8-0香住丘 2回戦 25-0中村三陽 3回戦 5-2九産大九州 4回戦 8-4香椎 準決勝 2-3福工大城東 |
九産大九州 | 2回戦 3-10筑陽学園 | 2回戦 2-1福島 3回戦 4-0博多 4回戦 8-0柏陵 地区決勝0-2久留米商 |
2回戦 4-3福岡 3回戦 2-5筑前 |
城南 | 2回戦 1-4久留米学園 | 2回戦 0-2ありあけ新世 | 2回戦 1-4九産大九産 |