1937年(昭和12年) 第23回選手権大会/福岡工(初出場) 優勝=中京商(愛知)④ | |||
第16回大会(昭和5年)から続く小倉工の独占時代に風穴を開けたのは福岡工だった。 そして迎えた夏の北九州大会。センバツ出場に同時出場した小倉工が初戦で敗れる波乱の中、危なげなく勝ち進み、初の夏の甲子園切符を勝ち取った。エースの喜多富夫は速球を武器に、2次予選3試合(準々決勝・準決勝・決勝)で与えたヒットがわずかに2本。完ぺきな投球を見せた。打線は後にプロ入り(金鯱→西鉄)する上野義秋が中心だったが、低学年のメンバーが中心だったこともあり迫力にはやや欠けた。 初戦となった2回戦の対戦相手・北海中はこの大会で12回目の出場を誇る古豪。 それでもこの試合で経験を積んだ若きメンバーたちが、福岡工の黄金期を築いていくことになる。
|
|||
◇2回戦 一二三四五六七八九 計HE 福 岡 工 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 4 1 北 海 中 1 0 0 0 0 1 0 0 x 2 2 1 <二>大崎2、菊地 【福岡工】 打安 【北海中】 打安 7 鍋 山 20 7 安 藤 30 4 鹿 毛 40 9 洞 野 20 3 上 野 40 8 若 杉 30 1 喜 多 30 5⑴大 橋 31 8 大 崎 32 1 塩 田 20 6 竹 島 41 H 東 島 10 5 原 30 ⑸ 林 10 H 佐 藤 10 2 白 石 20 9 馬 場 20 3 菊 地 31 ⑼ 竹 吉 10 4 谷 口 20 2 甲 木 41 6 武 井 20 振四犠盗残 31 4 振四犠盗残 24 2 370310 10 6216 |