福岡の高校野球

’25秋季大会展望➁Bパート~優勝候補・九国大付に試練の激戦区

~Bパート~
〔北部〕
東海大福岡、九州国際大付、真颯館の強豪私立3校が3回戦までに星を潰し合う激戦区となりました。

今夏準優勝メンバーのうち右のスラッガー牟禮、強打の捕手・城野をはじめ、「二刀流」岩見(1年)、ショート吉田(同)ら主力が残る九州国際大付。投手陣も右の渡邉・縄田、左の上野など豊富です。北九州地区新人大会では準決勝で東筑に敗れシードは逃しましたが、今大会の優勝候補筆頭でしょう。

その九州国際大付に真颯館、東海大福岡が立ちはだかります。初戦で対戦する真颯館とは新人大会の準々決勝で対戦し、逆転サヨナラで辛くも競り勝った相手。真颯館はエース村田ら前チームの主力が抜けましたが、末次監督が指揮をとる最後の1年。当然、選手も監督も期するところはあるでしょう。福岡中央地区新人大会で準優勝の東海大福岡は、今夏の主戦を務めた納富-北のバッテリーを軸に、厚い選手層で2年ぶりの九州大会を目指します。戦力と経験値から九州国際大付の優位は動きませんが、新チーム発足から間もない時期の対戦となるだけに予断を許しません。

この3校の勝者が県大会進出の有力候補となりそうですが、もう一校挙げるとすれば折尾愛真。右腕の田口は直球と変化球のコンビネーションに秀でた投手で昨秋の8強入りに貢献。打線は前チームから4番に座る岩下が中心で、前チームの投打の柱を残します。

畑田・藤嶋と大きなカーブを武器にする左右の投手を揃え、今夏2試合で5安打の巧打者・井原のいる宗像、前チームの中軸を残し新人大会で小倉と接戦を演じた八幡も上位をうかがいます。苅田工は変化球で丁寧にコーナーをつく荒木の投球が、上位進出のカギを握ります。

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〔南部〕
福岡地区新人大会を制した福工大城東、その福工大城東に準決勝で惜敗した九産大九州が再び県大会のイスをかけて争います。

福工大城東は今夏、左腕・満本をはじめ先発メンバーに2年生が5人名を連ねる若いチームでしたが、香椎工に3-13と大敗を喫し初戦敗退。雪辱を期した新人大会では5試合でわずか7失点と堅守が光り、九産大九州、東福岡と強豪私立校を連破して頂点に輝きました。前年度は不本意な成績に終わりましたが、復権なるか注目されます。

夏の大会で優勝候補一角だった東筑を下してベスト16入りを果たした九産大九州は、東筑戦で好投した左腕の中原が健在。90~100キロ台のカーブに、110キロ台の直球を交えながら打たせて取る投球が持ち味です。今夏5試合で打率4割の活躍をした松本が打線をけん引し、2017年春以来の九州大会を見据えます。

九産大九産は夏の大会3回戦でシード校の祐誠に逆転サヨナラ負け。その試合に先発出場した4人が残ります。右腕高田は140キロ超の直球が魅力。祐誠戦では制球に苦しみましたが、その投球にも注目が集まります。今夏ベスト4の福岡工は、2試合で先発登板した右腕の拜生を除いてメンバーが一新。エース川畑が抜けた沖学園も顔ぶれが大きく入れ替わりますが、ともに県内屈指の部員数を誇るだけに新たな戦力の台頭が期待されます。

福岡地区新人大会で2勝の城南、初戦で福大若葉に惜敗した筑紫はいずれも前チームの主力が複数残り、新人大会で九産大九州から9点を奪った香住丘は黒木、竹森の中軸が健在。これら進学校の戦いぶりにも注目したいと思います。

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